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GUILTY GEAR part39-24~45 24 :ギルティギア(PS)・その1:2008/05/07(水) 01 41 11 ID Ht7FRygo0 前スレで依頼があったのでまとめ ----------------------------------------------------------------------------------- (基本ストーリー:説明書や公式ページから転載) .....人類は、科学から離れた超自然的な力を手に入れた。 22世紀―― 人類は、無限のエネルギーを生産する超自然的な制御法の理論化に成功した。 ……魔法文化の幕開けである。 もはや旧テクノロジとなった科学は、環境破壊と殺戮兵器制御の観点から、 全世界的な禁止事項となり、人類は一切の科学的作業の停止を宣言した。 ここに、ひとつの歴史が終わりを告げるのである。 しかし、人類同士の紛争は止まることなく続き、 魔法理論に基づく殺傷行為は熾烈を極めた。 そしてついに人類は、命を持った禁断の兵器を生み出してしまったのである。 動物やその他の生命を素材とした、強靭な生命と攻撃力とを備える、異形の生物兵器… 「GEAR」の誕生。 某先進国は「GEAR」の市場を独占し他国を制圧しようとした。 しかし、本来従順であったはずのこの兵器の中から、ある日 ひときわ強力な戦闘能力と確固たる意志を持った一体が出現する。 それは、自らを「ジャスティス」を名乗り、種の存在意義を唱え、 全世界の「GEAR」を従えて人類に宣戦を布告した。 対して人類は急遽団結、対GEAR組織「聖騎士団」を結成。 ここに人類対GEARの戦い「聖戦」の火蓋が切って落とされたのである。 .......大戦は、百年の長きに渡った。 しかし幾多の壮絶な戦いの末、ジャスティスは「次元牢」深くへと封印された。 そして司令塔を失ったGEARたちはなす術もなく次々と駆逐されていった。 こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。 …しかし、その平穏が束の間であることに、気付いている者たちもいた。 数年後の悪夢を予測する、ほんのわずかの者たちが。 …聖戦終結から5年後、封印結壊の疲労からか、 ジャスティス復活を懸念される妖気が世界を包んだ。 事態を重く見た国際連合は「第二次聖騎士団」の結団に向け、人員選考の為、 世界規模の武道大会の開催を決定した。 強者を切望するあまりか、優勝者には如何なる望みのものでも与えられることが約束されていた。 しかし、その大会の内容は、罪人の出場、ついには試合中の殺人を認めるといった過酷なものであった..... ※補足 要するに他のゲームでは「謎の力」として扱われるような魔法が理論化され科学化した世界が舞台 後のシリーズでは専ら「法力」と呼ばれています 登場キャラがみんなやたらと二段ジャンプしたり空中ダッシュしたりするのはこの設定が基本だからと思われる この世界では従来の機械工学とかそういった科学はタブー扱いされています 25 :ギルティギア(PS)・その2:2008/05/07(水) 01 42 17 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その1) ・ソル=バッドガイ 野放しになっているギアその他賞金首を狩って暮らしている一匹狼の賞金稼ぎ。 ギアの破壊を執拗に求める。 ジャスティス復活の気配を読み取り大会に参加する。 元聖騎士団員だが、糞真面目なカイと騎士団に嫌気が差して離脱。 手に持っている武器、神器「封炎剣」もその時に強奪したもの。 ・カイ=キスク 元聖騎士団団長。 幼少時に聖戦により家族を失い、その後聖騎士団に拾われ青春のほとんどを戦争の中で過ごした。 剣術と法力の天才、さらに性格も良く実直で、人間として出来過ぎているぐらいの真面目人間。 しかしそのためにだいぶ視野が狭く、あまり柔軟な考えが出来ない。 正義感が強すぎるあまりに、正義というものをなかば盲目的に信じている。 ソルをライバル視している。 聖戦後は警察機構の一員として過ごしていたが、今回ソルと同じくジャスティスの気配を感じ参加。 ・メイ 聖戦時に孤児となり、その後「ジェリーフィッシュ快賊団」に拾われた少女。 怪力。 リーダーである「ジョニー」が捕まってしまったため、釈放を望んで大会に出場。 ・チップ=ザナフ 元ドラッグ中毒者のアメリカ人忍者。 ドラッグ中毒から救ってくれさらに生きるための技を教えてくれた毅という名の日本人にたいへん恩義を感じており、 アサシン組織に殺されてしまった師匠(毅)の復讐にと大会に参加。 また、師匠の遺志を継ぎ、弱者にも救いの手を差し伸べられるようになろうと、大統領の地位も望んでいる。 ただし元々が短気で暴力的な性格のためにあまり勝利台詞等からはその意思を感じ取ることは出来ない。 ・Dr.ボルドヘッド 技量においても患者を想う心においても世界最高の名医とまで言われた外科医。 だがある時、するはずの無いようなミスにより手術に失敗。 助かるはずだった少女を死なせてしまったショックにより気がふれ、狂気の殺人鬼と化してしまった。 メイ戦後の勝利台詞においては少しだけ、善良だった時の意識が垣間見える。 ちなみに手術のミスは彼を妬んだ同僚の策略とされている。 今回の大会には、捕まって投獄中だったところを謎の男にそそのかされて出場することになる。 26 :ギルティギア(PS)・その3:2008/05/07(水) 01 43 01 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その2) ・ポチョムキン 聖戦末期のごたごたに乗じて誕生した、タブーとされているはずの科学を復興させた浮遊国ツェップ。 ポチョムキンはそこの奴隷兵士であり、異常なまでに発達した体格を見込まれ、 「大会に勝利し無血で他国の領土を奪う」という名目で半ば強制的に大会に参加させられた。 その見た目に反し誇り高く優しい人間で、友の自由と国の平和を望もうと教官のその命令に乗る。 ・ザトー=ONE ミリアの裏切りにより投獄されているアサシン組織の長。 謎の男に「ミリアに復讐したくはないか?」と持ちかけられ大会に参加。 昔はそのへんに居るようなただのチンピラだったが、ある時禁呪と呼ばれる違法な法術を使い、 視力と引き換えに周囲の気配を察知する能力と影を操る力を手に入れ、アサシン組織の長にまで上り詰めた。 尊大で冷酷な性格を装ってはいるがその実は小心の臆病者。禁呪を使用したのも無力な自分が嫌だったため。 疑心の人生の中で唯一信じたミリアに裏切られたため、ミリアに対し尋常ではない執着を抱いている。 ・クリフ=アンダーソン カイの前代の元聖騎士団団長。 幼少時にギアに襲われ死に掛けていた所を颯爽と現れた男に救われて以来、 その記憶を糧に戦い続け、ついには一騎当千と謳われるまでに至った戦士。 しかし聖戦終結後の現在はめっきり老け込んで隠居生活を送っている。 今回の参加理由は「若い者に喝を入れるため」。だがジャスティス復活にもうすうす感づいていた様子。 ・アクセル=ロウ 原因不明のタイムスリップ体質により20世紀から飛んできた男。 表面は軽いが他人の死を人一倍嫌う性格。 元の時代に残してきた彼女と再会するために元に戻る手がかりを探している。 大会に参加した理由も何か手がかりが掴めそうな気配がしたため。 ・ミリア=レイジ 聖戦時に孤児となった後、アサシン組織に引き取られた女性。 そこで徹底的に暗殺者としての知識と髪を使う特殊技能(禁呪)を叩き込まれたものの、 そんな生活と自分が嫌だった彼女は、組織の幹部も参加するほどの大掛かりな任務の途中で組織を裏切り逃亡。 それによりザトー含む幹部が軒並み逮捕されてしまったため、現在は制裁を加えようとする組織からの逃亡生活を続けている。 大会の出場理由は組織の主要であるザトーを殺すため。 この10人がメインプレイヤーキャラ。 27 :ギルティギア(PS)・その4:2008/05/07(水) 01 44 10 ID Ht7FRygo0 ○大体の大筋 9人勝ち抜いた後、黒幕である人型ギア・テスタメントが登場。(ザトー、ボルドヘッドをそそのかした謎の男はこいつ) テスタメントは語り始める。 「この大会はジャスティス復活のための、儀式に過ぎない。 オマエ達は、その贄となるために、 人間同士仲良く、闘気と血を、大量に流し合ってくれたわけだ。 ククク……そう、国民も、大会実行委員も、国連の上層部すら、 私の手の中で踊らされていたのさ。 そして、機は熟した。さあ、残るは一人……。 オマエの血をもって、この喜劇に幕を降ろそうじゃないか。」 … そして勝利後、ジャスティス復活を免れたと思い一安心するプレイヤーキャラ(ソル以外ほぼ全員)に向かってテスタメントは勝ち誇る。 「この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! 『残る一人』と言ったろう? 贄の対象は、この私とて例外ではないのだよ! これでジャスティスは完全に復活する!! オマエ等、人類は今度こそ、確実に死滅するんだ!!! ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」 …短いデモの後、復活するジャスティス。 そしてそれに立ち向かって行くプレイヤーキャラ。 各々思うところはあるものの、自分の意志を貫く為に。 泣きそうなぐらい鬼性能だけど。ジャスティス。 これがだいたい全員共通の流れ。 28 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 47 49 ID Ht7FRygo0 ○ソル編 (9人倒すところまでは大体みんな同じなので略) この大会の仕組みにはとっくに気づいていたソル。 テスタメントを倒したのち、勝ち誇るテスタメントに向かって言い放つ。 「イチイチうっとうしいことをしてくれやがる。 こっちも始めっから、野郎は消すつもりだったんだよ。 それが俺の役目だからな。」 …激昂するテスタメント。 「『背徳の炎』が……。貴様とて我々と同じギアだろうが!!!――― 29 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 48 32 ID Ht7FRygo0 ――ソル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……あの時と……あの時と同じ……。 またしても貴様に敗れるのか……「背徳の炎」よ!」 ソル「この世のギアは、一匹足りとも見逃すわけにはいかねぇからな」 ジ「貴様とて、ギアであろう!その額の刻印こそ、我が同胞の証! 何故……何故、私の命令を聞かぬ!?」 …激闘の末にソルのヘッドギアは壊れ、その下にはジャスティスと同じ、ギアの刻印が浮かぶ。 ソ「何故ってのは、こっちのセリフだ。 テメェの言うことを聞く義理が何処にある」 ジ「私は……壱号……完成型ギアの壱号だ。 全てが完全故に、私だけが……意思を持っていた。 そして……いや、だからこそ、全てのギアを指揮する力を手に入れたのだ! 私の命令は絶対のはずなのだ!!」 ソ「完成型だからだ……。 テメェの後に造られたシリーズは、意思を持ち得ることの無い、ある意味、真の完成型。 だから、テメェの言うことを聞く」 ジ「何……?」 ソ「……プロトタイプがいるとは思わなかったのか?」 ジ「!! ……ククク、そういうことか」 ソ「ギアは、欲望で汚れた、人間達の意志から産まれた。 だから、俺達が存在する限り、また、別の欲望を産む。 今回のテメェの復活も、そんな、下らねぇ意思が実現させた」 ジ「……それで、ギアを……滅ぼすの……か? ギア……ギア・プロジェクト…………何か……懐かしい……な…………遥か……以前…… ……!?…………そうか……そうか…………ククク…… …………ソル……また……語り合おう……3人で……な……」 何かを思い出したようにソルに語りかけるジャスティス。 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 ソ「……ジャスティス……? ……ああ……確かに、まだ絶対に叩いとかなきゃならねぇ野郎がいる。 俺達、ギアの産みの親、野郎だけはな!!」 そう言うと、ソルは血塗られた手を見る様に、自らの手を見つめ、 目の前に横たわる犠牲者の冥福を祈った。 ソル編終 30 :ギルティギア(PS)・その7:2008/05/07(水) 01 50 25 ID Ht7FRygo0 ○カイ編 (略) ソルと同じように大会の仕組みには気付いていたカイ。 しかしテスタメントの真の企みまでは見抜けずジャスティス復活。 自分の信じる正義のため、世界に生きる人類のため、カイはジャスティスに立ち向かう。 31 :ギルティギア(PS)・その8:2008/05/07(水) 01 50 51 ID Ht7FRygo0 ――カイ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「またしても……私は敗れるのか……」 カイ「そうだ!悪しきが滅び逝くは世の常!!」 ジ「悪しき……貴様は、私を悪しきと呼ぶか。 ……しかし、私は、自らを存在させる為に、戦っているに過ぎぬ……」 カ「……その為に人類を滅ぼすなど、そんな道理が通じると思うのか!?」 ジ「………… 見るがいい、この姿を。 人を殺すことのみを目的に、人によって産み出された。……私は兵器だ。 人間にとっては、私の意思、私の心など、問題ではない。 私を利用するか、処分するかの、どちらかしか考えていない。……違うか?」 カ「……そんなことは……」 ジャスティス「現に、こうして、私は彼奴の企みによって復活し…… そして、貴様は、この私を殺しに来ている……。 ……いずれにせよ、人間達が、ワタシを否定していることには、変わりなかろう。 しかし、私は生きなくてはならぬ。自己を否定することだけは、避けねばならぬ。 ……では、私は、何が為に生きる? 私の存在する意義は、人を殺すこと。それは、私に……ギアに定められた、正しい道義……正義だ」 カ「……それは詭弁だ!! 社会の調和と秩序の実現、それこそが神の願いであり、正義であると、私は信じている!! それゆえ、もしも何者かが……人や自然を愛し、平和を望んで止まぬ人々の、 ささやかな幸せすら奪うと言うならば、私は、命を懸けて、彼らを守る!!」 ジ「そうか……。 ならば、私を産み出した男に、会ってみるがいい。 あの男に会ってなお、貴様は、その、自らの信じる正義を語ることができるのか……?」 カ「な……何者だ、そいつは!」 ジ「……ククク……どうやら、滅びの刻が来たようだ……。 だが、覚えておくがいい。私が死んだところで、この世からギアは消えぬ……。 あの男がいる限り……な……」 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 悪と信じて疑わなかったギア。正義と信じて疑わなかった自らの信念。しかしジャスティスの言葉により、カイの心は揺らぐ。 カ「ま、待て! ……くっ……あの男……とは……? 私は……正しいことをしていたのでは……ないのですか……? 神よ……」 カイ編終 32 :ギルティギア(PS)・その9:2008/05/07(水) 01 52 59 ID Ht7FRygo0 ○メイ編 テスタメントの思惑とかそんなもんガン無視で突き進むメイ。 なんかもうジャスティスもついでで倒すメイ。 ――メイ・ジャスティス撃破後―― メイ「僕の勝ちだね!」 ジャスティス「……に、人間が、これ程の力を持つというのか……!? …………!?……まさか、この子供は…………ジャパニーズ!!?」 謎の声「おぉーっとぉ!!それ以上、その口を動かすってんなら 残り少ないオマエの寿命が、光速で終わりを迎えることになるゼ!?」 ジャ「……貴様は……?…………そうか……。 まだ、生き残りがいたとはな……。…………ゴフッ!!」 そう言うと、ジャスティスは息を引き取った。 謎の声「…………忘れるんだ……オレ達のことはナ……」 メイ「この声は……っ!? ジョニィーッ!!!みんなぁ!!」 ジョニー「ヨゥ!!ヨロシクしてたかい!?ベイベェ!」 メイ「逢いたかった!!ずっと逢いたかったよー!!! ……でも……どうして、ここに?」 (容量の都合で分割・続く) 33 :ギルティギア(PS)・その10:2008/05/07(水) 01 53 59 ID Ht7FRygo0 (続き) ジョ「どうしてもこうしてもないゼ! このオレが真面目にオリの内でジッとしてたってのに、 気が付いたら、シャバで凄まじい闘気が発生してっからヨ、 これはコトだっつーんで、慌てて飛び出してきたんだヨ」 メイ「自力で?」 ジョ「オフコース!! オレにかかれば、どんな堅固な警備だろうとケツの穴だゼ(意味不明)!!」 (↑原文のままです) メイ「そ、それじゃ、何で、すぐに出てきてくれなかったのよー!?」 ジョ「悪かった、悪かった。そんなに怒るなヨ、ベイベェ。 ちょっとの間くらい、大人しくしてた方がいいと思っただけだゼ」 (……こいつぁ、警備のネェチャンがゲキマブだったから、なんて言った日にゃあ、殺されかねないナ……) メイ「ところで、ジョニ-?ジャパ……何とかって、何?」 ジョ「……!! ……さ、さあ?オレも良く判んねぇナ? そ、そんなことより、久々のシャバだゼ!御馳走は用意してあんだろうナ!?」 クルー一同「もちろん!!」 結局自力で脱獄してくるジョニー。 X以降と比べてなんだか性格も違う気がするがまあご愛嬌。 メイの出生に関する秘密はここでほんの少しだけ明かされるが、そのストーリーはまだ先。 メイ編終 34 :ギルティギア(PS)・その11:2008/05/07(水) 01 55 02 ID Ht7FRygo0 ○チップ編 (略) 自分の望みのために戦うチップ。だが途中から何かがおかしいことに気付く。 「さて……これでオレの優勝ッて訳だが、 まだ終わりッてコトはなさそうだな。」 『フッ、チンピラの分際で、私の気配を感じ取っていたか。 激戦を勝ち抜いてきただけの、実力はあるようだな。 だが、この大会の目的までは、気付いていないと見える。』 「あァあん?」 …そして復活するジャスティス。 だがチップは怒っていた。 ――チップ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……何故……私は死なねばならぬのだ……? 私はただ……生き延びるために……闘っているだけに過ぎぬ……。 人間よ……何故、私を殺す……?」 チップ「理由なんざ無ェ! 目の前に気に入らねェ奴が居れば、斬る。……それだけの話だ」 ジ「……ただ、それだけの意思に……私は敗れたのか……? 各々が持つ、生きるための信条……それが正義であると……私は考える。他にどう思われようとも……な……。 そして、貴様にとっては、それが……自らの正義……なのか……?」 チ「正義……?そんなもんは関係無ェ! 師匠の仇討ちの為に出場したはずが、バケモン共に踊らされてた……それが、胸くそ悪いッてんだよ!!」 ジ「……フッ……故人への……想い……か。 兵器である……私には……縁のない……感……情……だ……な……」 そう言うとジャスティスは息を引き取った。 チップは、横たわる、その哀しげな亡骸と、 周りが見えず、ガムシャラに荒れ、それをマフィアに利用されていた頃の自分とを、 重ねて見ていた。そして、この狂戦士もまた、 一時の欲望に踊らされていた自分と、大して変わらなかった、ということを悟ったのだった。 毅(復讐心に囚われるものは、大儀を見失うぞよ) …師匠の仇討ちにばかり気を取られ、一番肝心な志に気付けなかったチップ。 チ「……こんな、チャチな裏方も見破れなかッたとは…… 師匠!!オレは結局、バケモノ一匹の魂も救ッてやれやしなかッた……。 ……チッ!オレも、まだまだ修行が足りねェな!」 チップ編終 35 :ギルティギア(PS)・その12:2008/05/07(水) 01 55 55 ID Ht7FRygo0 ○ボルドヘッド編 テスタメントの企みを知るも相変わらず狂気の中に居続けるDr.ボルドヘッド。 すべての者に診察を、みんな、手術しなければ… ――ボルドヘッド・ジャスティス撃破後―― ボルドヘッド「ふう……厄介な患者さんでしたが、今度こそ、 皆さん、診察完了ですね」 ボルドヘッドの眼鏡に、崩れ落ちるジャスティスの姿が映り込んだ、その時、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 湧き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! 突然のジャスティス復活に怯え震えていた観衆の、飾りない喜びの声。 ボ「何と!まだ、こんなに患者が残っていたのですか!? ……仕方ありませんね。病に悩む全ての人を、幸せにすることこそ、医師たるものの至福!! みぃ~んな、手術して、あげましやう!!イーヒヒヒヒヒヒヒ!!!」 しかし、世界を救った英雄とばかりに、心から彼を慕う民衆の歓声は、 在りし日の天才医師、Dr.ボルドヘッドの記憶を、徐々に呼び覚ましていった。 ボ「こ……この声は……私を……呼ぶ声……?」 <……………………><……んせい?><…………ねえ、先生!> <……先生…………私、元気になれるのかな?……そうしたら、私……> 「私……?……私は何をした……?……あの娘に……何を…………私は…………殺した!! メス……注射針……冷たくなっていく……身体…………イ……イヒヒヒヒィ!!」 <先生!!!!> <……先生、もういいの……。自分を……責めないで……。 みんなは、待ってるの。先生のこと、待ってるんだよ……> 「う……? うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 ボルドヘッドは苦悩の表情を浮かべ、闇夜へと姿を消していった。 その後……狂気の殺人鬼ボルドヘッドが現れることは、二度と無かった。 ただ、神業の如き腕を持つ、流浪の闇医者の噂が、絶えることなく続いたという。 ボルド編終 36 :ギルティギア(PS)・その13:2008/05/07(水) 01 56 54 ID Ht7FRygo0 ○ポチョムキン編 (略) 友の為にと勝ち進んだポチョムキンの前にテスタメントが現れる。 「 何者だ!!」 『今大会の主催者だよ。 オマエの望みは知っている。……某国の領土だろう? しかし、オマエの本心は、死を覚悟した別の何かだ。……違うか?』 「その通りだ!私はどうなっても構わない!! 我が祖国ツェップに対し、全世界から干渉を掛け、 友たちを助けて欲しいのだ!!」 だがそんなポチョムキンに対し、テスタメントは自分の企みを説く。 『良かろう、貴様の国を破壊するところまでは叶えてやろう。』 『まだ気付かないのか?この大会自体が茶番なのだ。』 『案ずるな、友ともすぐ再会できるだろう、あの世でな。』 …自らの誇りと決死の覚悟を踏みにじられたポチョムキンの心に、怒りの炎がともり始める。 「おのれ……謀りおったなぁぁぁ!!」 そして復活するジャスティス。 しかし友のため、祖国のため、既に死する覚悟を決めているポチョムキンにとって、 相手が誰であろうと問題ではなかった。 37 :ギルティギア(PS)・その14:2008/05/07(水) 01 58 54 ID Ht7FRygo0 ――ポチョムキン・ジャスティス撃破後―― ポチョムキン「か、勝った……。私が……世界を救ったのか……?」 教官「そうだ、よくやった!……と、言いたいところだが、 貴様の任務はまだ終わってはいないハズだ」 今回の任務の直接の命令を下したガブリエル教官。 その細身からは想像も付かぬような格闘術の達人であり、奴隷兵士たちの、ポチョムキンの師。 …そして同時にツェップの主要人物でもある、憎々しい教官。 ポ「教官……?来ていたのか……フン。 見ての通りの有様だ。この期に及んで、まだ任務などと言うつもりか?」 教「その通り! 今の貴様の言うことならば、皆、喜んで協力するハズだからな。 さあ、本来の任務を遂行するのである!」 ポ「っ……貴様という奴はァ!!」 教「但し!攻撃目標を!我等がツェップ皇国へと変更する!」 ポ「な、何!?」 …突然の言葉に混乱するポチョムキン。 何を言っている? そうだ、この任務はいったい何なのだ?教官の目的は…? 教「今大会に、貴様を参加させたのは、 我が国の兵士共のミリタリ・レベルを測る為…… クーデターを起こすに足るか否かを調べる為! これは我が輩の独断である!!」 ポ「……一体、何を……?」 教「そもそも、禁じられた科学文明を残さんと、 夢と理想に燃え、集った我々ではあるが、 軍事国家と成り果てた現体制に批判的なのは、貴様だけではない!」 教官の真意。 こんな所に居た、志を同じくする、こんなにも頼もしい仲間。 ポ「ガ、ガブリエル教官……!」 ガブリエル「さあ!案ずることはない、 縛めを解くがいい!その首輪は、もう爆発などせん! これからは、平和的科学国家ツェップを創る為に、その拳を振るうのだ!! 同志……同志ポチョムキンよ!!!」 ポ「は、はい!!!!!!!!!!!!」 ポチョ編終 38 :ギルティギア(PS)・その15:2008/05/07(水) 02 00 09 ID Ht7FRygo0 ○ザトー編 (略) 8人の出場者、そしてミリアを倒し、優勝の座にこぎつけた。 ようやく自由になれる。 しかしその前に、ザトーに出場を勧めた男、テスタメントが現れる。 「優勝……か。 これで良いのだろう?私は自由なのだな?」 『ああ、よくやった。だが、もう一戦だけ、してもらおうか。』 「貴様は……私に出場を勧めた……。 しかし、選手は全て、倒したはずだが?」 『申し訳ないが、後一人……私と戦ってもらおうか。』 「は、は、話が違うぞ! 」 全てを話すテスタメント。 ザトーは自分が騙されていた事を知り、ちっぽけな怒りを燃やし、怯える。 …死に物狂いでテスタメントを倒すザトー。 「私が……勝ったのか? ふ、ふふ、ふはははは!! そうだ!私が負けることなど無いのだ!!私が世界一なのだぁぁぁ!!」 『ククク……私を倒したことは誉めてやるが、随分と狭い世界なのだな。』 「ハッ、負け犬が!精々そうやって、ホザいているがいい! 今、トドメを刺してくれる!!」 ジャスティス復活失敗の安心による興奮と、ハッタリの自尊心で自分を塗り固める。 しかしテスタメントは語る。 『……愚かな人間を見ること程、愉快なことは無いが…… オマエは格別だな。 この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! (略)』 「は、ハッタリを言うな!! 私が世界一なんだ!!我が影技が完全なんだぁ!!」 39 :ギルティギア(PS)・その16:2008/05/07(水) 02 00 31 ID Ht7FRygo0 ――ザトー・ジャスティス撃破後―― ザトー「ふはははははは!!ど、どうだ!! 勝ったぞ!私が世界一なのだ!!はははは!!! 無敵!私は無敵なのだ!!ははははははは!!! …………は?」 ザトーは勝利に酔っていた。陶酔した意識の中、しかし、 自らの影が、慟哭ともとれる歓声を上げていることに気が付いた。 ザ「ば、馬鹿な!これはどういうことだ!? か、影が!登ってくる!? こんな指示はしてはいないぞ!!戻れ!!戻れぇ!!!」 影「……もう遅い。オマエは、俺を使うに過ぎたのだ……。 まあ、ここまで俺を成長させてくれたことには、礼を言っておくがな」 ザ「か、影が……喋る……!?」 影「馬鹿な奴だ。物質的な影などが存在すると、本気で思っていたのか? 増長を極めた軍事技術によって産み出されたのは、何も、奴等、ギアばかりではない 不定の形態と独立した意思を持つ、俺達の様な生命体の創造にも、成功していたのさ」 ザ「何だと!?私は、禁呪を用い、光と引き替えに、 この力を得たのではないのか!?それが……貴様の様な、バケモノだと言うのか!?」 影「……失敬だな。俺達は、人間などより遥かに洗練された生物だ。 そう……確かに俺達は、忌まわしき……禁獣……などと、呼ばれもしたがな!!」 今さら気付く力の真相。 自分の力だと信じて疑わなかった、この影。 ザ「……は?……ははは……そうか……私は……騙され……ははは…… これは、大笑いだ……ははは……は……は…… 嫌だ!死にたくない!!だ……誰かッ!!助けてくれぇ!!」 影「ケケケケケ……安心しろ。殺しはしない。 俺達は、素体を源泉としない代わり、精神の弱い人間の身体が、寄人として必要だからな ただ、これからは、俺が、オマエの身体を自由にするってだけのことさ!!」 ザ「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」 影「ケケケケケケケケー!!!」 ザトー編終 40 :ギルティギア(PS)・その17:2008/05/07(水) 02 01 12 ID Ht7FRygo0 ○クリフ編 (略) 楽勝とばかりに勝ち進むクリフの前に突如現れる、見覚えのある顔。 『老体のくせに良くやってくれた。』 「お、御主は!!」 『覚えていてくれたか。40年振りかな?』 「テスタメント!……確かにトドメを刺したはずじゃ!」 『あの時、私はまだ、中級程度のギアだったからな。 今の私の力を、見たくはないか?』 どこか面識のあるような2人の会話。 テスタメントの話す計画に、クリフは嘆き悲しむ。 「っ……この、タワケが!!」 … 「……また……ワシの勝ちじゃな……。」 『いや、今回こそは、私の勝ちだ!』 「何じゃと!? 」 『(略)』 「自らを犠牲にしてまで……!!全て……ワシの責任じゃな……」 …悲しむクリフ。 それを見た、死に行くテスタメントに、人間だったころの記憶が蘇る。 『よしてくれ……私が見たいのは、アンタの喜ぶ顔……だ…… 義父……さ……ん……ククク……。』 「……特兵に志願したばかりに……!! ……安心せい。ワシも後からイクじゃろう。 だが、その前に、やらねばならんことがある様じゃ。」 41 :ギルティギア(PS)・その18:2008/05/07(水) 02 01 53 ID Ht7FRygo0 ――クリフ・ジャスティス撃破後―― クリフ「どやら、ケリが着いた様じゃな、ジャスティスよ」 ジャスティス「何故だ……その老体の何処に、私を倒すだけの力が、在ると言うのだ?」 ク「……これはケジメじゃよ。 息子のしでかした、コトの責任は親がとる。……当然のことじゃろう?」 ジ「息子……だと? ……テスタメント……あのギアは、貴様の息子……だったのか?」 ク「義理の息子じゃがな。 ……彼奴は、動物や自然の好きな、それは優しい子じゃった。争い事など、人一倍嫌っていたのに、 ワシの……あんな思い出の為に……ワシなんぞを喜ばそうと、特兵に志願しおって…… それきり、あの、やさしい息子は……帰っては……来んかった……」 人間だったころのテスタメント。 心優しいクリフの息子。 クリフの憧れた、あの戦士、父の子供のころの思い出を、もう一度父に思い出させてあげたい。 そう想って特兵に志願した。 …そして、ギアに改造された。 ジ「……そうか。 奴は、私の命こそ守ってはいたが、私以外の何かの為に……動いていたことには、気付いていた。 親への、貴様への想い…………愛情……が、こんな形で残っていたのか……。 私こそ、奴に踊らされていた……のかも……知れん……。 私の……力に……制限が……掛かって……いたことの……訳が……やっと……判っ……た……」 ジャスティスは、そう言い、崩れ落ちた。 ク「……済まんかったの……ジャスティスよ……。 ……これでワシの役目も終わったかの……。 いやはや、しかし……少し、張り切りすぎた様じゃ。 眠くなって……きた……わい……」 クリフ編終 42 :ギルティギア(PS)・その19:2008/05/07(水) 02 02 36 ID Ht7FRygo0 ○アクセル編 全ては元の時代に帰るため、と奮闘し優勝したアクセル。 そんなアクセルの前にテスタメントが現れネタばらし。 突然のジャスティス復活を前にアクセルはぼやく。 「笑えねぇよ、バカ。」 ――アクセル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「グアアアアアアァァァァァァァ!!」 アクセル「……え……え、え?お、俺の勝ち、なの? 無我夢中で、良く判らなかったけど…………俺……世界を救っちゃったんだよね?」 自分でも信じられぬ程の偉業を果たしたにも関わらず、 しかし、アクセルの心中は、決して明るいものではなかった。 ア(……取り敢えず、まだ命があるのは、スゲ-、一安心だけどねぇ……。 ……結局、また、元の時代に戻る手掛かりは、掴めず終いか…… 彼奴等、今頃、何やってんのかなぁ……。俺が居なくても、仲良くやってんのかなぁ……) 元の時代の仲間達を思い浮かべ、傷心極まるアクセル。 しかし、次の瞬間、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 沸き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! ア「こ、これは……!?」 (……そうか。いつまでも、ウジウジしてたってしょうがねぇよな。 この時代だって捨てたモンじゃない。それに……俺には、こいつらがいる!! 帰る方法なんて、いつだって、いくらでも、探せるってモンよ!! そうと決めたら……よーし!!) 「イヤッホーッ!!皆の衆!!」 アクセルが皆に駆け寄ろうとした、その時……、 ア「あ、あれ?この感触はっ……!?まさか!? …………あ~れ~!!!!」 アクセルはまた、何処の時代へと、旅立った。 アクセル編終 43 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 24 ID Ht7FRygo0 ○ミリア編 (略) 全てに打ち勝ち優勝したミリア。 しかしザトーを倒すという目的は既に果たしたミリアは、 テスタメントの企みにも笑みを浮かべつつどこか感慨無げにつぶやく。 「…自由はお預けのようね。 ……さて、乗りかかった船、ってガラじゃないんだけどね……。」 ――ミリア・ジャスティス撃破後―― 数ヶ月後……。 自由と栄誉を手に入れたはずのミリアだったが、未だに逃亡生活は続いていた。 ミリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、彼奴も追っては来ないでしょ」 追手「ミリアさん?」 ミリア(見つかった!!) ファンの男「あ、やっぱりミリアさんだ!! あ、あの大会での、ミリアさんの闘い振り、本当に、凄く感動したんですよ!! 憧れたんです!!き、今日こそ弟子にして下さい!!」 栄光故の逃亡であった。 (容量の都合で分割・続く) 44 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 45 ID Ht7FRygo0 (続き) ミリア「わ、私は人にモノを教えられるようなガラじゃないと言ったでしょ? 大体、髪を使って攻撃する女なんて、気持ち悪いだけじゃない! 何だって、そんなに熱心に私を追い回すの!?」 ファンの男「気持ち悪いだなんて、そんな!?とってもチャーミングですよ!! ほ、惚れました!!!」 ミリア「な!?……ば、馬鹿じゃないの!?貴方!」 ファンの男「本気っス!!」 幼少の頃から、暗殺術だけを学んで育ってきたミリアにとって、 初めて受ける愛の告白は、余りにも衝撃的だった。 ミリア「あ、あ…………アッ!?後ろでジャスティスが復活してる!」 ファンの男「えぇえ!?」 バサッ ミリアは、羽織っていたマントを男に被せ、彼の視界から姿を消した。 ファンの男「わぁ!また逃げられた!! ……僕ァ諦めませんよ!!ミリアさーん!!!」 男の声を背に、まだまだ続きそうな、自分の逃亡生活を呪うミリアだったが、 その面影に、もはや闇は無かった。 ミリア編終 45 :ギルティギア(PS)・その22:2008/05/07(水) 02 06 41 ID Ht7FRygo0 ○補足1 ボスキャラ説明 ・テスタメント ジャスティス復活を謀った人型ギア。 クリフの養子であったが、孤児であった自分を育ててくれた父に恩返しをしようと特兵に志願した先でギアに改造される。 元々は他人想いの優しい青年であったが、ギアに改造された際にその人格の全てを失ってしまった。 聖戦時に一度クリフに殺されているが、ちょっとぐらい外傷で死んだ程度なら蘇れるのか、復活を果たしている。 余談だが、ギアに改造された際に「人間を超越した者」という意味で両性具有にされたという話もある。(不確定) ・ジャスティス 史上最凶と恐れられた最強のギア。 人類に宣戦布告をした理由、その出自等、一切が不明。 ソルとのエンディングにおいて何か関わりのあるような言葉を遺す。 素体は女性らしい。 ・梅喧 ソルかカイでノーコンティニュークリアすると参戦する隠しボス。 隻眼隻腕のジャパニーズ。 この頃はX以降と違い特にストーリーは無い。 ○補足2 まだ子供だったクリフを助けた男の正体はソル。 既に一世紀半以上生きているためにクリフの記憶の中の姿とほとんど外見の変化は無いと思われ、 クリフがソルを聖騎士団にスカウトしたのもその記憶が大きいのではないかと思われる。 ○補足3 ソルの本名はフレデリック。 ソルとカイの持つ神器を製作したのはフレデリックという科学者。 つまりソル。
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GUILTY GEAR part39-24~45 24 :ギルティギア(PS)・その1:2008/05/07(水) 01 41 11 ID Ht7FRygo0 前スレで依頼があったのでまとめ ----------------------------------------------------------------------------------- (基本ストーリー:説明書や公式ページから転載) .....人類は、科学から離れた超自然的な力を手に入れた。 22世紀―― 人類は、無限のエネルギーを生産する超自然的な制御法の理論化に成功した。 ……魔法文化の幕開けである。 もはや旧テクノロジとなった科学は、環境破壊と殺戮兵器制御の観点から、 全世界的な禁止事項となり、人類は一切の科学的作業の停止を宣言した。 ここに、ひとつの歴史が終わりを告げるのである。 しかし、人類同士の紛争は止まることなく続き、 魔法理論に基づく殺傷行為は熾烈を極めた。 そしてついに人類は、命を持った禁断の兵器を生み出してしまったのである。 動物やその他の生命を素材とした、強靭な生命と攻撃力とを備える、異形の生物兵器… 「GEAR」の誕生。 某先進国は「GEAR」の市場を独占し他国を制圧しようとした。 しかし、本来従順であったはずのこの兵器の中から、ある日 ひときわ強力な戦闘能力と確固たる意志を持った一体が出現する。 それは、自らを「ジャスティス」を名乗り、種の存在意義を唱え、 全世界の「GEAR」を従えて人類に宣戦を布告した。 対して人類は急遽団結、対GEAR組織「聖騎士団」を結成。 ここに人類対GEARの戦い「聖戦」の火蓋が切って落とされたのである。 .......大戦は、百年の長きに渡った。 しかし幾多の壮絶な戦いの末、ジャスティスは「次元牢」深くへと封印された。 そして司令塔を失ったGEARたちはなす術もなく次々と駆逐されていった。 こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。 …しかし、その平穏が束の間であることに、気付いている者たちもいた。 数年後の悪夢を予測する、ほんのわずかの者たちが。 …聖戦終結から5年後、封印結壊の疲労からか、 ジャスティス復活を懸念される妖気が世界を包んだ。 事態を重く見た国際連合は「第二次聖騎士団」の結団に向け、人員選考の為、 世界規模の武道大会の開催を決定した。 強者を切望するあまりか、優勝者には如何なる望みのものでも与えられることが約束されていた。 しかし、その大会の内容は、罪人の出場、ついには試合中の殺人を認めるといった過酷なものであった..... ※補足 要するに他のゲームでは「謎の力」として扱われるような魔法が理論化され科学化した世界が舞台 後のシリーズでは専ら「法力」と呼ばれています 登場キャラがみんなやたらと二段ジャンプしたり空中ダッシュしたりするのはこの設定が基本だからと思われる この世界では従来の機械工学とかそういった科学はタブー扱いされています 25 :ギルティギア(PS)・その2:2008/05/07(水) 01 42 17 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その1) ・ソル=バッドガイ 野放しになっているギアその他賞金首を狩って暮らしている一匹狼の賞金稼ぎ。 ギアの破壊を執拗に求める。 ジャスティス復活の気配を読み取り大会に参加する。 元聖騎士団員だが、糞真面目なカイと騎士団に嫌気が差して離脱。 手に持っている武器、神器「封炎剣」もその時に強奪したもの。 ・カイ=キスク 元聖騎士団団長。 幼少時に聖戦により家族を失い、その後聖騎士団に拾われ青春のほとんどを戦争の中で過ごした。 剣術と法力の天才、さらに性格も良く実直で、人間として出来過ぎているぐらいの真面目人間。 しかしそのためにだいぶ視野が狭く、あまり柔軟な考えが出来ない。 正義感が強すぎるあまりに、正義というものをなかば盲目的に信じている。 ソルをライバル視している。 聖戦後は警察機構の一員として過ごしていたが、今回ソルと同じくジャスティスの気配を感じ参加。 ・メイ 聖戦時に孤児となり、その後「ジェリーフィッシュ快賊団」に拾われた少女。 怪力。 リーダーである「ジョニー」が捕まってしまったため、釈放を望んで大会に出場。 ・チップ=ザナフ 元ドラッグ中毒者のアメリカ人忍者。 ドラッグ中毒から救ってくれさらに生きるための技を教えてくれた毅という名の日本人にたいへん恩義を感じており、 アサシン組織に殺されてしまった師匠(毅)の復讐にと大会に参加。 また、師匠の遺志を継ぎ、弱者にも救いの手を差し伸べられるようになろうと、大統領の地位も望んでいる。 ただし元々が短気で暴力的な性格のためにあまり勝利台詞等からはその意思を感じ取ることは出来ない。 ・Dr.ボルドヘッド 技量においても患者を想う心においても世界最高の名医とまで言われた外科医。 だがある時、するはずの無いようなミスにより手術に失敗。 助かるはずだった少女を死なせてしまったショックにより気がふれ、狂気の殺人鬼と化してしまった。 メイ戦後の勝利台詞においては少しだけ、善良だった時の意識が垣間見える。 ちなみに手術のミスは彼を妬んだ同僚の策略とされている。 今回の大会には、捕まって投獄中だったところを謎の男にそそのかされて出場することになる。 26 :ギルティギア(PS)・その3:2008/05/07(水) 01 43 01 ID Ht7FRygo0 ○キャラ説明(その2) ・ポチョムキン 聖戦末期のごたごたに乗じて誕生した、タブーとされているはずの科学を復興させた浮遊国ツェップ。 ポチョムキンはそこの奴隷兵士であり、異常なまでに発達した体格を見込まれ、 「大会に勝利し無血で他国の領土を奪う」という名目で半ば強制的に大会に参加させられた。 その見た目に反し誇り高く優しい人間で、友の自由と国の平和を望もうと教官のその命令に乗る。 ・ザトー=ONE ミリアの裏切りにより投獄されているアサシン組織の長。 謎の男に「ミリアに復讐したくはないか?」と持ちかけられ大会に参加。 昔はそのへんに居るようなただのチンピラだったが、ある時禁呪と呼ばれる違法な法術を使い、 視力と引き換えに周囲の気配を察知する能力と影を操る力を手に入れ、アサシン組織の長にまで上り詰めた。 尊大で冷酷な性格を装ってはいるがその実は小心の臆病者。禁呪を使用したのも無力な自分が嫌だったため。 疑心の人生の中で唯一信じたミリアに裏切られたため、ミリアに対し尋常ではない執着を抱いている。 ・クリフ=アンダーソン カイの前代の元聖騎士団団長。 幼少時にギアに襲われ死に掛けていた所を颯爽と現れた男に救われて以来、 その記憶を糧に戦い続け、ついには一騎当千と謳われるまでに至った戦士。 しかし聖戦終結後の現在はめっきり老け込んで隠居生活を送っている。 今回の参加理由は「若い者に喝を入れるため」。だがジャスティス復活にもうすうす感づいていた様子。 ・アクセル=ロウ 原因不明のタイムスリップ体質により20世紀から飛んできた男。 表面は軽いが他人の死を人一倍嫌う性格。 元の時代に残してきた彼女と再会するために元に戻る手がかりを探している。 大会に参加した理由も何か手がかりが掴めそうな気配がしたため。 ・ミリア=レイジ 聖戦時に孤児となった後、アサシン組織に引き取られた女性。 そこで徹底的に暗殺者としての知識と髪を使う特殊技能(禁呪)を叩き込まれたものの、 そんな生活と自分が嫌だった彼女は、組織の幹部も参加するほどの大掛かりな任務の途中で組織を裏切り逃亡。 それによりザトー含む幹部が軒並み逮捕されてしまったため、現在は制裁を加えようとする組織からの逃亡生活を続けている。 大会の出場理由は組織の主要であるザトーを殺すため。 この10人がメインプレイヤーキャラ。 27 :ギルティギア(PS)・その4:2008/05/07(水) 01 44 10 ID Ht7FRygo0 ○大体の大筋 9人勝ち抜いた後、黒幕である人型ギア・テスタメントが登場。(ザトー、ボルドヘッドをそそのかした謎の男はこいつ) テスタメントは語り始める。 「この大会はジャスティス復活のための、儀式に過ぎない。 オマエ達は、その贄となるために、 人間同士仲良く、闘気と血を、大量に流し合ってくれたわけだ。 ククク……そう、国民も、大会実行委員も、国連の上層部すら、 私の手の中で踊らされていたのさ。 そして、機は熟した。さあ、残るは一人……。 オマエの血をもって、この喜劇に幕を降ろそうじゃないか。」 … そして勝利後、ジャスティス復活を免れたと思い一安心するプレイヤーキャラ(ソル以外ほぼ全員)に向かってテスタメントは勝ち誇る。 「この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! 『残る一人』と言ったろう? 贄の対象は、この私とて例外ではないのだよ! これでジャスティスは完全に復活する!! オマエ等、人類は今度こそ、確実に死滅するんだ!!! ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」 …短いデモの後、復活するジャスティス。 そしてそれに立ち向かって行くプレイヤーキャラ。 各々思うところはあるものの、自分の意志を貫く為に。 泣きそうなぐらい鬼性能だけど。ジャスティス。 これがだいたい全員共通の流れ。 28 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 47 49 ID Ht7FRygo0 ○ソル編 (9人倒すところまでは大体みんな同じなので略) この大会の仕組みにはとっくに気づいていたソル。 テスタメントを倒したのち、勝ち誇るテスタメントに向かって言い放つ。 「イチイチうっとうしいことをしてくれやがる。 こっちも始めっから、野郎は消すつもりだったんだよ。 それが俺の役目だからな。」 …激昂するテスタメント。 「『背徳の炎』が……。貴様とて我々と同じギアだろうが!!!――― 29 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01 48 32 ID Ht7FRygo0 ――ソル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……あの時と……あの時と同じ……。 またしても貴様に敗れるのか……「背徳の炎」よ!」 ソル「この世のギアは、一匹足りとも見逃すわけにはいかねぇからな」 ジ「貴様とて、ギアであろう!その額の刻印こそ、我が同胞の証! 何故……何故、私の命令を聞かぬ!?」 …激闘の末にソルのヘッドギアは壊れ、その下にはジャスティスと同じ、ギアの刻印が浮かぶ。 ソ「何故ってのは、こっちのセリフだ。 テメェの言うことを聞く義理が何処にある」 ジ「私は……壱号……完成型ギアの壱号だ。 全てが完全故に、私だけが……意思を持っていた。 そして……いや、だからこそ、全てのギアを指揮する力を手に入れたのだ! 私の命令は絶対のはずなのだ!!」 ソ「完成型だからだ……。 テメェの後に造られたシリーズは、意思を持ち得ることの無い、ある意味、真の完成型。 だから、テメェの言うことを聞く」 ジ「何……?」 ソ「……プロトタイプがいるとは思わなかったのか?」 ジ「!! ……ククク、そういうことか」 ソ「ギアは、欲望で汚れた、人間達の意志から産まれた。 だから、俺達が存在する限り、また、別の欲望を産む。 今回のテメェの復活も、そんな、下らねぇ意思が実現させた」 ジ「……それで、ギアを……滅ぼすの……か? ギア……ギア・プロジェクト…………何か……懐かしい……な…………遥か……以前…… ……!?…………そうか……そうか…………ククク…… …………ソル……また……語り合おう……3人で……な……」 何かを思い出したようにソルに語りかけるジャスティス。 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 ソ「……ジャスティス……? ……ああ……確かに、まだ絶対に叩いとかなきゃならねぇ野郎がいる。 俺達、ギアの産みの親、野郎だけはな!!」 そう言うと、ソルは血塗られた手を見る様に、自らの手を見つめ、 目の前に横たわる犠牲者の冥福を祈った。 ソル編終 30 :ギルティギア(PS)・その7:2008/05/07(水) 01 50 25 ID Ht7FRygo0 ○カイ編 (略) ソルと同じように大会の仕組みには気付いていたカイ。 しかしテスタメントの真の企みまでは見抜けずジャスティス復活。 自分の信じる正義のため、世界に生きる人類のため、カイはジャスティスに立ち向かう。 31 :ギルティギア(PS)・その8:2008/05/07(水) 01 50 51 ID Ht7FRygo0 ――カイ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「またしても……私は敗れるのか……」 カイ「そうだ!悪しきが滅び逝くは世の常!!」 ジ「悪しき……貴様は、私を悪しきと呼ぶか。 ……しかし、私は、自らを存在させる為に、戦っているに過ぎぬ……」 カ「……その為に人類を滅ぼすなど、そんな道理が通じると思うのか!?」 ジ「………… 見るがいい、この姿を。 人を殺すことのみを目的に、人によって産み出された。……私は兵器だ。 人間にとっては、私の意思、私の心など、問題ではない。 私を利用するか、処分するかの、どちらかしか考えていない。……違うか?」 カ「……そんなことは……」 ジャスティス「現に、こうして、私は彼奴の企みによって復活し…… そして、貴様は、この私を殺しに来ている……。 ……いずれにせよ、人間達が、ワタシを否定していることには、変わりなかろう。 しかし、私は生きなくてはならぬ。自己を否定することだけは、避けねばならぬ。 ……では、私は、何が為に生きる? 私の存在する意義は、人を殺すこと。それは、私に……ギアに定められた、正しい道義……正義だ」 カ「……それは詭弁だ!! 社会の調和と秩序の実現、それこそが神の願いであり、正義であると、私は信じている!! それゆえ、もしも何者かが……人や自然を愛し、平和を望んで止まぬ人々の、 ささやかな幸せすら奪うと言うならば、私は、命を懸けて、彼らを守る!!」 ジ「そうか……。 ならば、私を産み出した男に、会ってみるがいい。 あの男に会ってなお、貴様は、その、自らの信じる正義を語ることができるのか……?」 カ「な……何者だ、そいつは!」 ジ「……ククク……どうやら、滅びの刻が来たようだ……。 だが、覚えておくがいい。私が死んだところで、この世からギアは消えぬ……。 あの男がいる限り……な……」 薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。 悪と信じて疑わなかったギア。正義と信じて疑わなかった自らの信念。しかしジャスティスの言葉により、カイの心は揺らぐ。 カ「ま、待て! ……くっ……あの男……とは……? 私は……正しいことをしていたのでは……ないのですか……? 神よ……」 カイ編終 32 :ギルティギア(PS)・その9:2008/05/07(水) 01 52 59 ID Ht7FRygo0 ○メイ編 テスタメントの思惑とかそんなもんガン無視で突き進むメイ。 なんかもうジャスティスもついでで倒すメイ。 ――メイ・ジャスティス撃破後―― メイ「僕の勝ちだね!」 ジャスティス「……に、人間が、これ程の力を持つというのか……!? …………!?……まさか、この子供は…………ジャパニーズ!!?」 謎の声「おぉーっとぉ!!それ以上、その口を動かすってんなら 残り少ないオマエの寿命が、光速で終わりを迎えることになるゼ!?」 ジャ「……貴様は……?…………そうか……。 まだ、生き残りがいたとはな……。…………ゴフッ!!」 そう言うと、ジャスティスは息を引き取った。 謎の声「…………忘れるんだ……オレ達のことはナ……」 メイ「この声は……っ!? ジョニィーッ!!!みんなぁ!!」 ジョニー「ヨゥ!!ヨロシクしてたかい!?ベイベェ!」 メイ「逢いたかった!!ずっと逢いたかったよー!!! ……でも……どうして、ここに?」 (容量の都合で分割・続く) 33 :ギルティギア(PS)・その10:2008/05/07(水) 01 53 59 ID Ht7FRygo0 (続き) ジョ「どうしてもこうしてもないゼ! このオレが真面目にオリの内でジッとしてたってのに、 気が付いたら、シャバで凄まじい闘気が発生してっからヨ、 これはコトだっつーんで、慌てて飛び出してきたんだヨ」 メイ「自力で?」 ジョ「オフコース!! オレにかかれば、どんな堅固な警備だろうとケツの穴だゼ(意味不明)!!」 (↑原文のままです) メイ「そ、それじゃ、何で、すぐに出てきてくれなかったのよー!?」 ジョ「悪かった、悪かった。そんなに怒るなヨ、ベイベェ。 ちょっとの間くらい、大人しくしてた方がいいと思っただけだゼ」 (……こいつぁ、警備のネェチャンがゲキマブだったから、なんて言った日にゃあ、殺されかねないナ……) メイ「ところで、ジョニ-?ジャパ……何とかって、何?」 ジョ「……!! ……さ、さあ?オレも良く判んねぇナ? そ、そんなことより、久々のシャバだゼ!御馳走は用意してあんだろうナ!?」 クルー一同「もちろん!!」 結局自力で脱獄してくるジョニー。 X以降と比べてなんだか性格も違う気がするがまあご愛嬌。 メイの出生に関する秘密はここでほんの少しだけ明かされるが、そのストーリーはまだ先。 メイ編終 34 :ギルティギア(PS)・その11:2008/05/07(水) 01 55 02 ID Ht7FRygo0 ○チップ編 (略) 自分の望みのために戦うチップ。だが途中から何かがおかしいことに気付く。 「さて……これでオレの優勝ッて訳だが、 まだ終わりッてコトはなさそうだな。」 『フッ、チンピラの分際で、私の気配を感じ取っていたか。 激戦を勝ち抜いてきただけの、実力はあるようだな。 だが、この大会の目的までは、気付いていないと見える。』 「あァあん?」 …そして復活するジャスティス。 だがチップは怒っていた。 ――チップ・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「……何故……私は死なねばならぬのだ……? 私はただ……生き延びるために……闘っているだけに過ぎぬ……。 人間よ……何故、私を殺す……?」 チップ「理由なんざ無ェ! 目の前に気に入らねェ奴が居れば、斬る。……それだけの話だ」 ジ「……ただ、それだけの意思に……私は敗れたのか……? 各々が持つ、生きるための信条……それが正義であると……私は考える。他にどう思われようとも……な……。 そして、貴様にとっては、それが……自らの正義……なのか……?」 チ「正義……?そんなもんは関係無ェ! 師匠の仇討ちの為に出場したはずが、バケモン共に踊らされてた……それが、胸くそ悪いッてんだよ!!」 ジ「……フッ……故人への……想い……か。 兵器である……私には……縁のない……感……情……だ……な……」 そう言うとジャスティスは息を引き取った。 チップは、横たわる、その哀しげな亡骸と、 周りが見えず、ガムシャラに荒れ、それをマフィアに利用されていた頃の自分とを、 重ねて見ていた。そして、この狂戦士もまた、 一時の欲望に踊らされていた自分と、大して変わらなかった、ということを悟ったのだった。 毅(復讐心に囚われるものは、大儀を見失うぞよ) …師匠の仇討ちにばかり気を取られ、一番肝心な志に気付けなかったチップ。 チ「……こんな、チャチな裏方も見破れなかッたとは…… 師匠!!オレは結局、バケモノ一匹の魂も救ッてやれやしなかッた……。 ……チッ!オレも、まだまだ修行が足りねェな!」 チップ編終 35 :ギルティギア(PS)・その12:2008/05/07(水) 01 55 55 ID Ht7FRygo0 ○ボルドヘッド編 テスタメントの企みを知るも相変わらず狂気の中に居続けるDr.ボルドヘッド。 すべての者に診察を、みんな、手術しなければ… ――ボルドヘッド・ジャスティス撃破後―― ボルドヘッド「ふう……厄介な患者さんでしたが、今度こそ、 皆さん、診察完了ですね」 ボルドヘッドの眼鏡に、崩れ落ちるジャスティスの姿が映り込んだ、その時、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 湧き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! 突然のジャスティス復活に怯え震えていた観衆の、飾りない喜びの声。 ボ「何と!まだ、こんなに患者が残っていたのですか!? ……仕方ありませんね。病に悩む全ての人を、幸せにすることこそ、医師たるものの至福!! みぃ~んな、手術して、あげましやう!!イーヒヒヒヒヒヒヒ!!!」 しかし、世界を救った英雄とばかりに、心から彼を慕う民衆の歓声は、 在りし日の天才医師、Dr.ボルドヘッドの記憶を、徐々に呼び覚ましていった。 ボ「こ……この声は……私を……呼ぶ声……?」 <……………………><……んせい?><…………ねえ、先生!> <……先生…………私、元気になれるのかな?……そうしたら、私……> 「私……?……私は何をした……?……あの娘に……何を…………私は…………殺した!! メス……注射針……冷たくなっていく……身体…………イ……イヒヒヒヒィ!!」 <先生!!!!> <……先生、もういいの……。自分を……責めないで……。 みんなは、待ってるの。先生のこと、待ってるんだよ……> 「う……? うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 ボルドヘッドは苦悩の表情を浮かべ、闇夜へと姿を消していった。 その後……狂気の殺人鬼ボルドヘッドが現れることは、二度と無かった。 ただ、神業の如き腕を持つ、流浪の闇医者の噂が、絶えることなく続いたという。 ボルド編終 36 :ギルティギア(PS)・その13:2008/05/07(水) 01 56 54 ID Ht7FRygo0 ○ポチョムキン編 (略) 友の為にと勝ち進んだポチョムキンの前にテスタメントが現れる。 「 何者だ!!」 『今大会の主催者だよ。 オマエの望みは知っている。……某国の領土だろう? しかし、オマエの本心は、死を覚悟した別の何かだ。……違うか?』 「その通りだ!私はどうなっても構わない!! 我が祖国ツェップに対し、全世界から干渉を掛け、 友たちを助けて欲しいのだ!!」 だがそんなポチョムキンに対し、テスタメントは自分の企みを説く。 『良かろう、貴様の国を破壊するところまでは叶えてやろう。』 『まだ気付かないのか?この大会自体が茶番なのだ。』 『案ずるな、友ともすぐ再会できるだろう、あの世でな。』 …自らの誇りと決死の覚悟を踏みにじられたポチョムキンの心に、怒りの炎がともり始める。 「おのれ……謀りおったなぁぁぁ!!」 そして復活するジャスティス。 しかし友のため、祖国のため、既に死する覚悟を決めているポチョムキンにとって、 相手が誰であろうと問題ではなかった。 37 :ギルティギア(PS)・その14:2008/05/07(水) 01 58 54 ID Ht7FRygo0 ――ポチョムキン・ジャスティス撃破後―― ポチョムキン「か、勝った……。私が……世界を救ったのか……?」 教官「そうだ、よくやった!……と、言いたいところだが、 貴様の任務はまだ終わってはいないハズだ」 今回の任務の直接の命令を下したガブリエル教官。 その細身からは想像も付かぬような格闘術の達人であり、奴隷兵士たちの、ポチョムキンの師。 …そして同時にツェップの主要人物でもある、憎々しい教官。 ポ「教官……?来ていたのか……フン。 見ての通りの有様だ。この期に及んで、まだ任務などと言うつもりか?」 教「その通り! 今の貴様の言うことならば、皆、喜んで協力するハズだからな。 さあ、本来の任務を遂行するのである!」 ポ「っ……貴様という奴はァ!!」 教「但し!攻撃目標を!我等がツェップ皇国へと変更する!」 ポ「な、何!?」 …突然の言葉に混乱するポチョムキン。 何を言っている? そうだ、この任務はいったい何なのだ?教官の目的は…? 教「今大会に、貴様を参加させたのは、 我が国の兵士共のミリタリ・レベルを測る為…… クーデターを起こすに足るか否かを調べる為! これは我が輩の独断である!!」 ポ「……一体、何を……?」 教「そもそも、禁じられた科学文明を残さんと、 夢と理想に燃え、集った我々ではあるが、 軍事国家と成り果てた現体制に批判的なのは、貴様だけではない!」 教官の真意。 こんな所に居た、志を同じくする、こんなにも頼もしい仲間。 ポ「ガ、ガブリエル教官……!」 ガブリエル「さあ!案ずることはない、 縛めを解くがいい!その首輪は、もう爆発などせん! これからは、平和的科学国家ツェップを創る為に、その拳を振るうのだ!! 同志……同志ポチョムキンよ!!!」 ポ「は、はい!!!!!!!!!!!!」 ポチョ編終 38 :ギルティギア(PS)・その15:2008/05/07(水) 02 00 09 ID Ht7FRygo0 ○ザトー編 (略) 8人の出場者、そしてミリアを倒し、優勝の座にこぎつけた。 ようやく自由になれる。 しかしその前に、ザトーに出場を勧めた男、テスタメントが現れる。 「優勝……か。 これで良いのだろう?私は自由なのだな?」 『ああ、よくやった。だが、もう一戦だけ、してもらおうか。』 「貴様は……私に出場を勧めた……。 しかし、選手は全て、倒したはずだが?」 『申し訳ないが、後一人……私と戦ってもらおうか。』 「は、は、話が違うぞ! 」 全てを話すテスタメント。 ザトーは自分が騙されていた事を知り、ちっぽけな怒りを燃やし、怯える。 …死に物狂いでテスタメントを倒すザトー。 「私が……勝ったのか? ふ、ふふ、ふはははは!! そうだ!私が負けることなど無いのだ!!私が世界一なのだぁぁぁ!!」 『ククク……私を倒したことは誉めてやるが、随分と狭い世界なのだな。』 「ハッ、負け犬が!精々そうやって、ホザいているがいい! 今、トドメを刺してくれる!!」 ジャスティス復活失敗の安心による興奮と、ハッタリの自尊心で自分を塗り固める。 しかしテスタメントは語る。 『……愚かな人間を見ること程、愉快なことは無いが…… オマエは格別だな。 この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……! (略)』 「は、ハッタリを言うな!! 私が世界一なんだ!!我が影技が完全なんだぁ!!」 39 :ギルティギア(PS)・その16:2008/05/07(水) 02 00 31 ID Ht7FRygo0 ――ザトー・ジャスティス撃破後―― ザトー「ふはははははは!!ど、どうだ!! 勝ったぞ!私が世界一なのだ!!はははは!!! 無敵!私は無敵なのだ!!ははははははは!!! …………は?」 ザトーは勝利に酔っていた。陶酔した意識の中、しかし、 自らの影が、慟哭ともとれる歓声を上げていることに気が付いた。 ザ「ば、馬鹿な!これはどういうことだ!? か、影が!登ってくる!? こんな指示はしてはいないぞ!!戻れ!!戻れぇ!!!」 影「……もう遅い。オマエは、俺を使うに過ぎたのだ……。 まあ、ここまで俺を成長させてくれたことには、礼を言っておくがな」 ザ「か、影が……喋る……!?」 影「馬鹿な奴だ。物質的な影などが存在すると、本気で思っていたのか? 増長を極めた軍事技術によって産み出されたのは、何も、奴等、ギアばかりではない 不定の形態と独立した意思を持つ、俺達の様な生命体の創造にも、成功していたのさ」 ザ「何だと!?私は、禁呪を用い、光と引き替えに、 この力を得たのではないのか!?それが……貴様の様な、バケモノだと言うのか!?」 影「……失敬だな。俺達は、人間などより遥かに洗練された生物だ。 そう……確かに俺達は、忌まわしき……禁獣……などと、呼ばれもしたがな!!」 今さら気付く力の真相。 自分の力だと信じて疑わなかった、この影。 ザ「……は?……ははは……そうか……私は……騙され……ははは…… これは、大笑いだ……ははは……は……は…… 嫌だ!死にたくない!!だ……誰かッ!!助けてくれぇ!!」 影「ケケケケケ……安心しろ。殺しはしない。 俺達は、素体を源泉としない代わり、精神の弱い人間の身体が、寄人として必要だからな ただ、これからは、俺が、オマエの身体を自由にするってだけのことさ!!」 ザ「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」 影「ケケケケケケケケー!!!」 ザトー編終 40 :ギルティギア(PS)・その17:2008/05/07(水) 02 01 12 ID Ht7FRygo0 ○クリフ編 (略) 楽勝とばかりに勝ち進むクリフの前に突如現れる、見覚えのある顔。 『老体のくせに良くやってくれた。』 「お、御主は!!」 『覚えていてくれたか。40年振りかな?』 「テスタメント!……確かにトドメを刺したはずじゃ!」 『あの時、私はまだ、中級程度のギアだったからな。 今の私の力を、見たくはないか?』 どこか面識のあるような2人の会話。 テスタメントの話す計画に、クリフは嘆き悲しむ。 「っ……この、タワケが!!」 … 「……また……ワシの勝ちじゃな……。」 『いや、今回こそは、私の勝ちだ!』 「何じゃと!? 」 『(略)』 「自らを犠牲にしてまで……!!全て……ワシの責任じゃな……」 …悲しむクリフ。 それを見た、死に行くテスタメントに、人間だったころの記憶が蘇る。 『よしてくれ……私が見たいのは、アンタの喜ぶ顔……だ…… 義父……さ……ん……ククク……。』 「……特兵に志願したばかりに……!! ……安心せい。ワシも後からイクじゃろう。 だが、その前に、やらねばならんことがある様じゃ。」 41 :ギルティギア(PS)・その18:2008/05/07(水) 02 01 53 ID Ht7FRygo0 ――クリフ・ジャスティス撃破後―― クリフ「どやら、ケリが着いた様じゃな、ジャスティスよ」 ジャスティス「何故だ……その老体の何処に、私を倒すだけの力が、在ると言うのだ?」 ク「……これはケジメじゃよ。 息子のしでかした、コトの責任は親がとる。……当然のことじゃろう?」 ジ「息子……だと? ……テスタメント……あのギアは、貴様の息子……だったのか?」 ク「義理の息子じゃがな。 ……彼奴は、動物や自然の好きな、それは優しい子じゃった。争い事など、人一倍嫌っていたのに、 ワシの……あんな思い出の為に……ワシなんぞを喜ばそうと、特兵に志願しおって…… それきり、あの、やさしい息子は……帰っては……来んかった……」 人間だったころのテスタメント。 心優しいクリフの息子。 クリフの憧れた、あの戦士、父の子供のころの思い出を、もう一度父に思い出させてあげたい。 そう想って特兵に志願した。 …そして、ギアに改造された。 ジ「……そうか。 奴は、私の命こそ守ってはいたが、私以外の何かの為に……動いていたことには、気付いていた。 親への、貴様への想い…………愛情……が、こんな形で残っていたのか……。 私こそ、奴に踊らされていた……のかも……知れん……。 私の……力に……制限が……掛かって……いたことの……訳が……やっと……判っ……た……」 ジャスティスは、そう言い、崩れ落ちた。 ク「……済まんかったの……ジャスティスよ……。 ……これでワシの役目も終わったかの……。 いやはや、しかし……少し、張り切りすぎた様じゃ。 眠くなって……きた……わい……」 クリフ編終 42 :ギルティギア(PS)・その19:2008/05/07(水) 02 02 36 ID Ht7FRygo0 ○アクセル編 全ては元の時代に帰るため、と奮闘し優勝したアクセル。 そんなアクセルの前にテスタメントが現れネタばらし。 突然のジャスティス復活を前にアクセルはぼやく。 「笑えねぇよ、バカ。」 ――アクセル・ジャスティス撃破後―― ジャスティス「グアアアアアアァァァァァァァ!!」 アクセル「……え……え、え?お、俺の勝ち、なの? 無我夢中で、良く判らなかったけど…………俺……世界を救っちゃったんだよね?」 自分でも信じられぬ程の偉業を果たしたにも関わらず、 しかし、アクセルの心中は、決して明るいものではなかった。 ア(……取り敢えず、まだ命があるのは、スゲ-、一安心だけどねぇ……。 ……結局、また、元の時代に戻る手掛かりは、掴めず終いか…… 彼奴等、今頃、何やってんのかなぁ……。俺が居なくても、仲良くやってんのかなぁ……) 元の時代の仲間達を思い浮かべ、傷心極まるアクセル。 しかし、次の瞬間、 「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」 「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」 沸き上がる、狂喜乱舞の大歓声!! ア「こ、これは……!?」 (……そうか。いつまでも、ウジウジしてたってしょうがねぇよな。 この時代だって捨てたモンじゃない。それに……俺には、こいつらがいる!! 帰る方法なんて、いつだって、いくらでも、探せるってモンよ!! そうと決めたら……よーし!!) 「イヤッホーッ!!皆の衆!!」 アクセルが皆に駆け寄ろうとした、その時……、 ア「あ、あれ?この感触はっ……!?まさか!? …………あ~れ~!!!!」 アクセルはまた、何処の時代へと、旅立った。 アクセル編終 43 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 24 ID Ht7FRygo0 ○ミリア編 (略) 全てに打ち勝ち優勝したミリア。 しかしザトーを倒すという目的は既に果たしたミリアは、 テスタメントの企みにも笑みを浮かべつつどこか感慨無げにつぶやく。 「…自由はお預けのようね。 ……さて、乗りかかった船、ってガラじゃないんだけどね……。」 ――ミリア・ジャスティス撃破後―― 数ヶ月後……。 自由と栄誉を手に入れたはずのミリアだったが、未だに逃亡生活は続いていた。 ミリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、彼奴も追っては来ないでしょ」 追手「ミリアさん?」 ミリア(見つかった!!) ファンの男「あ、やっぱりミリアさんだ!! あ、あの大会での、ミリアさんの闘い振り、本当に、凄く感動したんですよ!! 憧れたんです!!き、今日こそ弟子にして下さい!!」 栄光故の逃亡であった。 (容量の都合で分割・続く) 44 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02 04 45 ID Ht7FRygo0 (続き) ミリア「わ、私は人にモノを教えられるようなガラじゃないと言ったでしょ? 大体、髪を使って攻撃する女なんて、気持ち悪いだけじゃない! 何だって、そんなに熱心に私を追い回すの!?」 ファンの男「気持ち悪いだなんて、そんな!?とってもチャーミングですよ!! ほ、惚れました!!!」 ミリア「な!?……ば、馬鹿じゃないの!?貴方!」 ファンの男「本気っス!!」 幼少の頃から、暗殺術だけを学んで育ってきたミリアにとって、 初めて受ける愛の告白は、余りにも衝撃的だった。 ミリア「あ、あ…………アッ!?後ろでジャスティスが復活してる!」 ファンの男「えぇえ!?」 バサッ ミリアは、羽織っていたマントを男に被せ、彼の視界から姿を消した。 ファンの男「わぁ!また逃げられた!! ……僕ァ諦めませんよ!!ミリアさーん!!!」 男の声を背に、まだまだ続きそうな、自分の逃亡生活を呪うミリアだったが、 その面影に、もはや闇は無かった。 ミリア編終 45 :ギルティギア(PS)・その22:2008/05/07(水) 02 06 41 ID Ht7FRygo0 ○補足1 ボスキャラ説明 ・テスタメント ジャスティス復活を謀った人型ギア。 クリフの養子であったが、孤児であった自分を育ててくれた父に恩返しをしようと特兵に志願した先でギアに改造される。 元々は他人想いの優しい青年であったが、ギアに改造された際にその人格の全てを失ってしまった。 聖戦時に一度クリフに殺されているが、ちょっとぐらい外傷で死んだ程度なら蘇れるのか、復活を果たしている。 余談だが、ギアに改造された際に「人間を超越した者」という意味で両性具有にされたという話もある。(不確定) ・ジャスティス 史上最凶と恐れられた最強のギア。 人類に宣戦布告をした理由、その出自等、一切が不明。 ソルとのエンディングにおいて何か関わりのあるような言葉を遺す。 素体は女性らしい。 ・梅喧 ソルかカイでノーコンティニュークリアすると参戦する隠しボス。 隻眼隻腕のジャパニーズ。 この頃はX以降と違い特にストーリーは無い。 ○補足2 まだ子供だったクリフを助けた男の正体はソル。 既に一世紀半以上生きているためにクリフの記憶の中の姿とほとんど外見の変化は無いと思われ、 クリフがソルを聖騎士団にスカウトしたのもその記憶が大きいのではないかと思われる。 ○補足3 ソルの本名はフレデリック。 ソルとカイの持つ神器を製作したのはフレデリックという科学者。 つまりソル。
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GUILTY GEAR Xrd -SIGN- 概要 過去作からの追加・変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(CS機) 評価点及び追加要素(CS) 総評(CS) その後の展開 余談 GUILTY GEAR Xrd -SIGN- 【ぎるてぃぎあ いぐざーど さいん】 ジャンル 対戦型格闘ゲーム 発売・開発元 アークシステムワークス 対応機種 アーケード(RINGEDGE 2) 稼働開始日【AC】 2014年2月20日 プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定(稼動当初) なし 判定(Ver.1.10) 改善 良作 ポイント ギルティギアシリーズ久々の完全新作度肝を抜くグラフィックゲーム性はそこまで過去作と変化なし GUILTY GEARシリーズ 概要 ギルティギアシリーズ久々の完全新作2.5D格闘ゲーム。 「Xrd(イグザード)」編の第1作となり、時系列的には『GUILTY GEAR 2 OVERTURE』(*1)の後の話となっている。 なお、タイトルの「Xrd」は、「格闘ゲームの『X』シリーズとしてはGGX・GGXXと数えて3作目である事」と「本編としては初代・GG2と数えて3作目である事」を掛けあわせたネーミングである。 基板は『GUILTY GEAR XX Λ CORE PLUS R』でも使われた、セガのPCベース汎用基板「RINGEDGE 2」が使われている。 過去作からの追加・変更点 大部分は『GUILTY GEAR XX』シリーズとほぼ同じ。中でも特に高い人気を誇っていた『#RELOAD』に近いプレイ感覚となっている。 この項目では主にGGXXから変わった点について記述する。 ロマンキャンセル シリーズ伝統の「ロマンキャンセル(RC)」システムは健在。ただし本作では相手の攻撃が当たっている時以外のあらゆるタイミングで発動可能となっている。 また、RC発動直後に、自分自身以外の時間経過スピードを遅くする「バレットタイム」効果が付与されるようになった。「どのタイミングでRCしたか」によって発生時のエフェクトが「黄色」「赤」「紫」の3種類に変化し、それによってバレットタイムの効果時間が変化する。 ダストアタック 地上で使うと相手を上空へぶっ飛ばし、ホーミングジャンプで追いかけて空中コンボに突入できるおなじみのアクション。本作では相手を横にぶっ飛ばし、ダッシュで追いかける「横ダスト」が追加された。 横ダストでぶっ飛ばされた相手は、ステージ端に叩きつけられるとずり落ちるように落下していき、最終的にしゃがみのけぞりとなる。画面中央ではこれまでの「上ダスト」で、画面端ではリターンが大きい横ダストでコンボを狙うことになる。 ブリッツシールド スラッシュバックの代わりに追加された防御行動。テンションゲージを25%消費して短時間バリアを張り、そこに相手の打撃が来ると弾き返して一定時間無防備にする。 より「当身技」や『ソウルキャリバー』シリーズの「ガードインパクト」などに近くなっている。「弾かれた相手は無防備な硬直状態だが、ブリッツシールド発動のみ可能」「ガード不能技も弾き返せるが、覚醒必殺技は弾き返せない」という特徴がある。 入力が簡単でとっさに出せて成功時のリターンも大きいが、外した時のリスクも大きい。強すぎず弱すぎずのいい塩梅となっており、対戦時のアクセント・新たな読み合いの一手として一役買っている。 デンジャータイムとモータルカウンターヒット 打撃による相殺が発生すると、1ラウンドにつき1回、低確率で「デンジャータイム」と呼ばれる時間に突入する。 デンジャータイム中に攻撃を食らうと強制的に「モータルカウンターヒット」状態となり、のけぞり時間の増大・空中吹き飛びのスピードが極めて遅くなるという効果がある。 ヘルファイアと一撃必殺技 体力ゲージが2割を切って瀕死になると、ゲージが点滅して「ヘルファイア」状態となり、覚醒必殺技の性能が大幅に上昇する。本作では根性値(*2)が全体的に強化されているうえにこの特性が加わったため、最後まで油断できなくなっている。 「一撃必殺技」がGGX以降のような完全な魅せ技・死に技ではなくなり、相手にトドメを刺せる状況下ならば選択肢の一つになり得る程度に実用性が上がった。 「マッチラウンド(そのラウンドを取ると試合勝利が決まる状態)」かつ「相手がヘルファイア状態」「一撃必殺準備発動時にテンションゲージが50%以上貯まっている」という条件を全て満たすと、一撃必殺準備に時間停止効果が備わり硬直が事実上ゼロになるとともに、通常時では相手がのけぞり中であっても繋がらなかった一撃必殺技がコンボに組み込めるようになる。 + GGXrdからの新キャラ 前シリーズから継続参戦したキャラはシリーズ通しての主人公格である「ソル・バッドガイ」「カイ・キスク」に加え、「メイ」「ミリア・レイジ」「ザトー=ONE」「チップ・ザナフ」「ポチョムキン」「ファウスト」「アクセル・ロウ」「ヴェノム」「スレイヤー」「イノ」の12人。 なお、既存のキャラクターの一部がモデルチェンジしており、ソルやミリアはヴァステッジでの設定・コスチュームを踏襲、アクセルは初代のデザインを意識した短パン姿に変更、そしてポチョムキンは「お前誰だ!?」とビックリするほどの変貌を遂げている。(*3) ザトー=ONE 厳密な意味では新キャラではないのだが、「GGXXにて死亡し、キャラクター名もエディに改められていたが、本作で生き返ってザトーとして続投」という誰もが予想し得なかった驚愕の展開となった。 性能・特徴的にはGGX以降のザトー/エディに準ずる。各種性能が微妙に弱体化してはいるが、それでもなおトップクラスの攻め能力を有している。 ベッドマン 「常に眠りについており、代わりに彼が横たわっているベッドで戦う」というキテレツな設定のキャラ。対戦中は一言もしゃべらないが、彼の"夢の中"(戦闘終了後などのカットインなど)でのみ凄まじく饒舌になる。そのせいか家庭版ギャラリーで手に入るボイス集は実に豊富。 「必殺技を使うとその場にマークが残り、対応コマンドを入れるとマークの位置で同じ必殺技を使う残像『デジャブ』が発動する」という特徴がある。デジャブ版必殺技は黄RCに対応しているため、デジャブの設置にさえ成功すれば簡単に同時攻撃を仕掛けられる。 前方ダッシュが当て身(成功すると背後にワープする)技になっていたり、空中ジャンプと空中ダッシュを一体化したような独自の空中機動システム、本体版とデジャブ版で必殺技の性能が微妙に違ったりと、非常にトリッキー。 欠点は「防御力は高いが、根性補正は最低クラスでしかない」点。やられ判定も小さくなく切り返し技にも乏しいため、試合後半で相手に捕まるとそのまま押し切られてしまいがち。また、とことんトリッキーなのもあいまって使いこなすまでのハードルはかなり高く、使い手が少ないのが現状である。 ラムレザル・ヴァレンタイン AC版ラスボスポジションである褐色肌の少女。GGシリーズのお約束である「ラスボスは女性」「極太レーザーを放つ超必殺技を所持」は健在。そしてGG2で登場した「ヴァレンタイン」との関係は…。 2本の大剣を用いて戦う設置×モードチェンジ系キャラ。大剣は設置してその場所で攻撃させることができるが、それに対応してS・HSボタンの通常技も変化する。このためか、一人だけPとKだけで構成される固有コンビネーションが用意されている。 大剣を使った技をヒットさせない限りゲージがほとんど増えないが、代わりに大剣がヒットした時のゲージ増加率は高い。セットプレイの上手さがゲージ効率に顕著に現れるので、ハマればハマるほど痛烈な同時攻撃を仕掛けられる。 切り返し技に乏しいにもかかわらず、キャラ自体の防御力・根性値補正も低めなのが難点。 シン・キスク GG2より登場したキャラで、2DギルティではSIGN家庭用版で初参戦。カイとディズィーの間に生まれたクォーターギアの少年。(*4) メーレーアクション要素はほぼ完全にオミットされ、得物の旗を使って戦うリーチの長いキャラとしてデザインされている。 「必殺技を使用すると『カロリーゲージ』を消費するが、別の必殺技でキャンセルできる」という特徴がある。減少したカロリーゲージは食べ物をもしゃる必殺技「育ち盛りだからな。」で回復する。カロリーゲージが空の時にそれ以外の必殺技を使用すると、お腹を空かせて膨大な隙を晒してしまう。 押せ押せで闘えるが、どこでカロリーゲージを補給するかを常に意識しなければならない、コンボと立ち回りの理論的な組み立てに意識を向ける必要のあるタイプ。 エルフェルト・ヴァレンタイン 家庭用版リリースと同時に追加されたキャラ。ラムレザルの妹に当たる「もう一人のヴァレンタイン」ながら、打って変わって非常に賑やかな性格を持ち、抜群のスタイル (女子力的な意味で) を誇る。ただ、勝利時にはウェディングドレス風の衣装で相手が誰だろうと婚姻届を突きつけるため、一見では「飢婚者」「残念な女子」といったイメージだが…。 「通常時」「Missコンフィール(マスケット銃)」「Missトラヴァイエ(ショットガン)」の3つの構えを使い分けるテクニカルキャラ。画面端に相手を追い詰められれば、彼女の真骨頂であるMissトラヴァイエを駆使した尋常ならざるラッシュが仕掛けられる。 花束を使った通常技の攻撃判定が強めな傾向と、ラムレザルとは違い軽量級の割には防御力が高めなおかげで、立ち回りも決して弱くはない。ただし他キャラより対空の性能は低め。 レオ・ホワイトファング 家庭用版で追加されたキャラ。イリュリア連王国を治める国王の一人で、カイとは聖戦を共に戦った戦友にしてライバル関係にある。名前通りの獅子のような豪快な風貌と傲慢とも思われがちな豪放磊落さを持つが、為政者らしい聡明さやマイ辞書作りが趣味という繊細さも併せ持つ。 圧倒的な崩し能力を得られる「ブリュンヒルトの構え」が最大の特徴。構え中はガード・ジャンプができないが、ダッシュで相手の裏に回り込んだり、強力な専用技が使えるようになる。 リーチの短い技が多く、機動力もそこまで高くないため通常状態の立ち回りが辛め。いかに初撃をひっかけ、ブリュンヒルトの構えによる自分のターンを維持できるかに賭けるキャラ。 評価点 劇的進化を遂げたビジュアル面 まずもって特筆すべきはそのグラフィック。本作はインターフェースの一部を除いたほぼ全てがセルシェーディングによる3Dレンダリングである。 ゲーム中に動かすキャラや背景はもちろん、一見では2Dアニメにしか見えないオープニングムービーや試合前後・覚醒必殺技時などの全カットインも例外ではない。 「『2Dと3Dの融合』というテーマにおける一つの頂点」と呼ぶにふさわしい完成度の高さであり、演出面は圧巻の一言。過去のゲーム全てを見回しても、ここまで自然な形で融合されているものはそうそう見当たらないのではないだろうか? 細かい粗は少しあるものの(本来奥行き側に表示されるべきものが、透過して手前に表示されていたりなど)、本当によく見なければ分からないレベルである。 「ゲーム画面上で格好良いこと、それがGGXrdのグラフィックにおける正義」という命題の元に、完成された3Dモデルグラフィックは手作業にて逐次修正が入っている。本来3D化すると修正などの手間は減るはずなのだが、このことによって本作のグラフィックには手描き動画に匹敵するほどの膨大な手間がかかっていると言われている。 3Dモデルでは難しいパースを強調した表現を行うためにフレーム単位で調整を行ったり、あえて動画のフレーム数を減らすことでアニメ的なスピード感を強調する「リミテッドアニメーション(*5)」の技法を取り入れるなど、2Dアニメの雰囲気を出すための工夫が随所に凝らされている。 グラフィックエンジンは2000年代以降さまざまな3Dアクションゲームで用いられている「Unreal Engine3」。当初は過去作『バトルファンタジア』やGG2などで培ったノウハウを活かした自社エンジンを使用する予定であったが、「時間的余裕がなかった」などさまざまな理由によってこちらが選ばれた。 なお、プロトタイプのグラフィックが完成した時点で一度Epic Games社(Unreal Engine製作元)に持ち込んでチェックしてもらったのだが、その際に担当者から「Unreal Engineの新たな可能性を見せてくれた」と絶賛され、メーカーからの技術支援を得ることに成功した…という逸話が残っている。 新たなロマンキャンセルが生み出す様々な可能性 基本的にはGGXX同様のゲーム展開や駆け引きが繰り広げられるのだが、本作ではシリーズの代名詞とも言えるシステム「ロマンキャンセル」を改良することによって、新たな可能性が生まれている。 「攻撃を当てた後」は赤RC になり、最も長いバレットタイムを得る。使用感は過去作とさほど変わらず、連続技をさらに伸ばしたり、技をガードされた時のフォローといった用法が可能。 「攻撃が当たらず、かつ動作の後半中」に使うと紫RC が発生。バレットタイムの長さは中程度。基本的には空振った技の硬直を軽減するための新アクションで、牽制技を避けられた時のフォローに使う。 それ以外の「攻撃が当たっていない状態」では黄RC になり、ゲージ消費量は25%に抑えられるがバレットタイムも最短。 過去作の「フォースロマンキャンセル(FRC、青キャン)」と同じ感覚で使えるが、成功猶予は大幅に緩くなっている。しかしこれだけではない。本作ではこの黄RCが立ちモーション中でもおもむろに発動できるようになっており、熟練者ならこれで得た刹那の有利時間の間に状況判断と適切な対処を行うといった芸当も可能。 このようなロマンキャンセルの改良がさらに自由度を高めたことは言うまでもなく、プレイヤーに「様々な発想の機会」と「使いこなす楽しさ」をもたらすシステムとなっていると言える。AC版稼働当初は「過去作の仕様から劣化しているのでは?」と批判する経験者も多く見られたが、次第に独自の性質が注目され、面白さを評価する声も増えている。 過去作より下がったハードル 「久々の新作」ということもあり、システムの所々に自由度を高める方面での調整が入っている。 ゲームスピードは過去のシリーズ作やアーク製の他タイトルより若干抑えられており、CPU戦の難易度もそれほど高くない。トレーニングモードで基本的なコンボは練習可能で(AC版では時間制。乱入禁止設定にもできる)、家庭用では『ストリートファイターIV』シリーズなどのようなミッション形式での練習モードも追加されている。 対戦バランスについては上位陣のキャラこそいるもののほぼダンゴ状態&下位キャラも実戦値は高めなので、2D格闘ギルティの中ではバランスはかなり良い方である。 BGM 本作でも石渡サウンドが炸裂、各曲の評価も上々。 各キャラのテーマ曲が一新されているため、ほぼ全曲総入れ替えに近い状態となっている。 GGシリーズ以外のアーク格ゲーでおなじみだった一撃必殺技ヒット後のBGM変化演出が導入されている。 メインテーマ/エンディングテーマでは、ボーカルにOUTRAGEの橋本直樹を起用。映像美に負けず劣らずの歌声を披露してくれている。また、ヴァステッジの挿入曲「Ride the Fire!」も使用されている。 賛否両論点 良くも悪くも以前と同じ『GUILTY GEAR』 いくら完全新作とはいえ、大半のシステムとキャラ性能はGGXX#Rを踏襲している。 つまり、「旧シリーズの面白い部分は損なっていない」ということである一方で、過去のシリーズをやり込んでいた人にとっては「真新しい変更点や追加システムがあまりないため、新鮮味に欠ける」と映ることもある。 良くも悪くも既存の本シリーズプレイヤーを尊重した設計のため、かつて同社の別のタイトルで導入された「格闘ゲームに触れたことのないプレイヤーでも遊びやすい」システムが搭載されず、相当にハードルの高い仕上がりとなってしまった。 加えて操作が難しかった部分もそのまま残されており(*6)、プレイヤーの操作負担を減らす方向で進化し続けてきた格闘ゲームのジャンルの中に古臭さを残してしまった点は否めない。 デンジャータイム 発生条件が「相殺発生時に確率で発生・1ラウンドに1度まで」。つまり「技術介入無視の完璧な運ゲー要素」ゆえに狙って起こせず、戦略に組み入れにくいので賛否両論分かれている。演出や雰囲気の関係上ギャラリー受けはそこそこ良いのだが、トッププレイヤーと言われている層でもその後にミスを多発させている事もかなり多い(大舞台なのも関係しているとはいえ)のが現状。 問題点 初期バージョンのプレイアブルキャラの少なさ 美麗なグラフィックを追求した代償か、AC版稼働時のキャラクター数は13人と少なく、稼働前から物議を醸した。 前回の格ゲー『GGXX AC+R』と比較すると半減近い減少率であり、さらにその13人のうち実質的な新キャラはベッドマンのみ、というのも前述の目新しさの薄さに拍車を掛けていた感が強い。 最終的には家庭用発売を経てプレイアブルキャラは17人に増加したのだが、「復帰したいけどマイキャラの○○がいないから見合わせる…」といったプレイヤーもかなりの数が存在した。 ただし、「登場しなかったキャラはリストラではない」という意向を示しており、ストーリーモード限定で登場している既存キャラも多数存在する。さらに、続編であるXrdRおよびREV2では、過去作から何人かプレイアブルキャラとして復帰している(*7) キャラクター間のバランス いわゆるアーク産の格ゲーにはありがちとなってしまっているが、キャラ性能のバランスが著しく悪い。 『青リロをベースにブラッシュアップした』と言われるだけあって、青リロ当時異様な強さを誇っていたエディー(現ザトー)は、一部仕様こそ変わっているものの相変わらずの強さを見せつけた。 それ以外にもスタンダードな性能でありながら各種必殺技のリターンが高いソル、起き攻めの女王と言われるミリアなど強いキャラはとことん強い。 新キャラクター達についても以下のような性能を有しており、明らかに調整不足と思えるものが多かった。 発生9Fという早さでありながら、当たってしまえば誇張抜きにコンボで5割持っていける「ビークドライバー」を持つシン 「大剣設置」してしまえば相手の攻撃でも落とされることがない上に、大剣ヒット時はコンボに行け、ダウンを取って起き攻めまで移行できるラムレザル 「Missトラヴァイエ」系の技を軸にした固めと削りにより、有利フレームを取れる技が多く状況を滅茶苦茶有利にしやすい強烈なラッシュを持つエルフェルト 対してポチョムキンやベッドマンなど弱いキャラクターはとことん弱く、一部意見では「ほぼ全キャラに不利がつく」とまで言われた悲しい性能に。 本来このシリーズでは「ギルティギアは滅茶苦茶強いキャラか、強いキャラしかいない」と皮肉る言葉があるほど、『尖った強味を各キャラが持っている、攻撃性の高いゲーム』なのだが、Xrd初期ではあまりの格差から「ギルティギアは滅茶苦茶強いキャラか、強いキャラか、ポチョムキンしかいない」と一部プレイヤーに揶揄されるように。 後の調整である程度は緩和されたものの、それでもポチョムキンはまだまだ弱い部類で、「どんなに相性が良くても精々五分か微不利」という意見が多い。 ストーリー面 AC版では俗に言う「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドとなっており、若干後味も悪い。ただし、家庭用版ストーリーモードにてその続きが語られている。 家庭用版からアップデートによって逆輸入されたラムレザル、シン、エルフェルト、レオの4人は、AC版ストーリーモードの専用ムービーが一切ない。ただし、上記の通りアーケードモードはストーリーモードの前日譚という性質上、アーケードモードの時系列の時点では戦いに参加していないキャラもいるためにやむをえない部分もある。 パチスロ『ギルティギア ヴァステッジ』との関連 設定面で石渡氏が監修しているため公式設定として扱われており、そこで明かされた設定には本作に関連する重要な内容も多い。一応家庭用版取扱説明書にもあらすじが載ってはいるが、「ストーリーを追いかける」という点ではハードルがやや高めと言わざるを得ない。 ヴァステッジはホールからは早々に姿を消してしまっている。プレイしてみたいならば設置してある場所を探すか、iOS/Androidアプリ版を購入する必要がある。 総評 2D格闘ギルティでは(バージョンアップ版を除けば)GGXX以来の、ストーリー面ではGG2以来の完全新作ということでかなりの期待が寄せられていた作品であり、実際それに応えられるだけの作り込みはなされている。 しかし、初期バージョンのプレイアブルキャラの少なさとゲーム性の変化の無さが災いしスタートダッシュに失敗。時世の変化もあってか全盛期ほどの人気は得られなかった、惜しい作品となってしまった。 GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(CS機) 【ぎるてぃぎあ いぐざーど さいん】 ジャンル 対戦型格闘ゲーム 対応機種 プレイステーション3プレイステーション4Windows7/8/8.1(Steam) 発売・開発元 アークシステムワークス 発売日 【PS3/PS4】2014年12月4日【Win】2015年12月9日 定価 【PS3/PS4】パッケージ版 7,538円/DL版 5,980円【PS4】限定版 10,778円(全て税8%込)【Win】2,980円 プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 良作 ポイント 4時間以上にわたるストーリーモードシリーズ初心者にも優しい設計 GUILTY GEARシリーズ 評価点及び追加要素(CS) 新キャラクターの追加 家庭用版は新たに「シン・キスク」「エルフェルト・ヴァレンタイン」「レオ・ホワイトファング」の3名がプレイアブルキャラクターとして追加。 なお、AC版も家庭用版発売と同時期のアップデートで対応され、この3人が使用可能となった。 PS4版のフルHD化 PS4版は1080pに対応したフルHD解像度となっている(PS3版はAC版に準拠した720p)。 オンライン対戦の実装 PS3版とPS4版ではクロスプラットフォーム対戦に対応している。 ストーリーモード これまでとは異なりCPUと対戦する場面が一切なく、ゲーム中同様の3Dグラフィックを使用した映像作品となっている。 そのムービーはオートリード(フリーハンドモード)かつスキップなしで4時間半にも及ぶ大ボリュームかつフルボイス。見終わった後は1クール分のアニメを見たかのような充足感を得られることだろう。 会話のみのシ-ンも多いが、グラフィックが3Dモデルである点を活かし、顔の表情を微妙に変化させる・身振り等の仕草を入れる…といった細かな演出がなされているので見応えは十分。さらに一部のシーンでは2Dアニメばりにグリグリ動く。 専門用語が多数登場しているが、ハイライトされている単語は用語集を呼び出して参照することが可能。本作からストーリーを追いかける人への配慮もされている。 なお、ストーリーの時系列上の問題から、「アーケードモードをクリアしてからの閲覧」が推奨されている。 充実したチュートリアル 格闘ゲームの中では複雑と評されがちなギルティギアシリーズだが、新規参入者が早く馴染めるよう、目的別のチュートリアルモードが複数追加されている。 『TRAINING』…いわゆるCPU相手のスパーリング。相手を棒立ちにしてコンボ練習をしたり、カウンターヒットの有無やRISKゲージの設定など、細かく状況を設定して自由に練習できる。 『TUTORIAL』…格闘ゲーム初心者向けのモード。本作のシステムだけでなく、画面の見方やキャラクターの移動方法といった「格闘ゲームの基礎中の基礎」から解説してくれる。ソルとシンによる会話型式+実践なので見た目にも楽しい。 『CHALLENGE』…課題型式のモードその1。キャラクター別の基本コンボや技術を要する強力なコンボに挑戦する。成功例のリプレイが用意されているので、それを参考にしながら練習できる。 『MISSION』…課題型式のモードその2。実際の対戦で遭遇しやすい特定の状況への対応やキャラクター別の対策を練習できる。 総評(CS) AC版の最大の不満点であった「プレイアブルキャラクターの少なさ」を改善し、さらにさまざまな追加要素を加えた「GGXrdの完成形」と言える作品。 ストーリーモードをはじめとしたサブモードが充実しており、格ゲーは苦手…という人でも十分楽しめる造りとなっている。 その後の展開 2015年8月にバージョンアップ版である『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』が、さらに2017年3月には『GUILTY GEAR Xrd -REV2-』が稼働開始した。 余談 『LORD of VERMILION III』に、今作仕様のソル、カイ、ミリアがゲスト参戦している。 スレイヤー役の家弓家正氏はAC版稼働後からしばらくして逝去。本作が氏がスレイヤーを演じた最後の作品となった。 次回作『-REVELATOR-』からは土師孝也氏が担当している。 アーク……土師孝也……うっ、頭が シリーズのジャンルが格闘ゲームに戻ったことについては、『ストリートファイターIV』の登場に関連してeスポーツが勃興した事による格闘ゲームの再流行に影響されているとのこと。 アメリカで年一回開催される大型の格闘ゲーム大会・EVOの2015年度にてこのゲームが種目になった際、ウィナーズ準決勝で起こった意外な結末はEVOの歴史上でも屈指の名(迷)場面として取り上げられることが多い。 この場面の立役者となったヲシゲ氏は後に『ストリートファイターV』や『ストリートファイター6』の制作スタッフに転身している。
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TEAM Entertainment 「GUILTY GEAR 2 OVERTUREオリジナルサウンドトラック」 http //www.team-e.co.jp/products_new/kdsd-00168-169/SP/ ※Vol.2版2曲・視聴配信中! ジャケ絵クリックでKonozamaへすっとばされます。 vol.2:対戦優勢曲+ボス曲 vol.1:キャンペーン曲 2008.1.1 / オリジナルサウンドトラック Vol.2 石渡太輔氏による描き下ろしジャケット仕様 仕様:CD1枚組/品番:KDSD-00170/価格:2,940円 詳細ページ:http //www.team-e.co.jp/products_new/kdsd-00170/index.html 1. Keep Yourself Alive III(ソル優勢BGM) 2. Ride on Time(シン優勢BGM) 3. 昼行灯(イズナ優勢BGM) 4. Intellect, Reason, and the Wild(パラダイム優勢BGM) 5. The Mask Does Not Laugh(ヴァレンタイン優勢BGM) 6. Holy Orders(Be Just Or Be Dead)(カイ優勢BGM) 7. Worthless as the Sun Above Clouds(レイヴンBGM) 8. Misadventure(同キャラクター対戦BGM) 9. The Re-coming (ソルVSカイBGM) 10. Communication(シンVSカイBGM) 11. The Man(「あの男」BGM) 12. Diva(ヴァレンタイン最終形態BGM) 13. Curtain Call(スタッフロールBGM) 14. The Fate Broke Down.(マスターVSマスターBGM) 15. You Only Have to Decide It.(キャラクターセレクトBGM) 2007.12.5 / オリジナルサウンドトラック Vol.1 初回封入特典:ギルティギア2 オーヴァチュア ロゴステッカー 仕様:CD2枚組/品番:KDSD-00168-169/価格:3,150円 詳細ページ:http //www.team-e.co.jp/products_new/kdsd-00168-169/index.html 収録曲 【disc1】 --- 【disc2】 1. Day 1. Attack 2. Castle 2. RightMind 3. Trouble 3. Sacrifice 4. TitleCall 4. Vanity 5. Prologue 5. Emancipation 6. FirstImpact 6. Brainwashing 7. Chase 7. Warts and All 8. Sign 8. ShockReport 9. Assault 9. Crowds of Enemy 10. Mind 10. Crowds of Ally 11. Anxiety 11. Bonds and Resolution 12. Fear 12. JointStruggle 13. Guess 13. Gate 14. Visitor 14. Sorcery 15. Conscious 15. StrangeRegion 16. YOMOTSUHIRASAKA 16. Seriousness 17. Mystery 17. Dignity 18. Frailty 18. Omen 19. Freezing Time 19. Metamorphosis 20. Confession 20. SilentWrath 21. Witch 21. Friend 22. Bravery 23. ActualWarfare 24. March 25. Disadvantage 26. Option 27. クエスト成功 28. クエスト失敗 29. Raise the Curtain 30. Walk レイヴンテーマ曲 "Worthless as the Sun above Clouds" 作曲:石渡太輔(ゼネラルディレクター) 作詞:? 歌:本村純也(リードデザイナー・3Dモデルデザイナー) 英詞(多分英語圏の人が聞き取って文に起こしたもの) , 和訳(翻訳者:本スレpart73の 530・ 542) (*1) (※1) Under the Dust I reign. 私は塵に君臨する Invisible, Inevitable, 見えぬもの、避け得ぬもの King I am! 私はその王 Birds sing, Clouds rise, 鳥たちは歌い、雲は昇る I m vague as Dew. 私は朝露のようにあいまいな者 Watching them suffer from the Tide, Pulse! 時代の脈動の陰から私以外の者が苦しむのを見つめ続ける Sneers at me! 私を嘲るがいいさ (*1) (※1) Worthless as the Sun above Clouds, 「雲の上の陽のように無価値のもの」 Look at You! まるでお前じゃないか (*2) (※2) Behind the Ashes I live. 私は芥に在りしもの Inevitable, Invincible, 避け得ぬもの、見えぬもの Void I am! 私は空虚 Wolves howl, Stars shine, 狼は吼え、星は煌く Hiding the Sun from the Sky. 陽は夜に隠される Prayers die away, 祈りは衰えゆく Now only Pain is my Salvation! 今や痛みだけが私の救い (*2) (※2) So, are you gonna stay the same? それでお前はまだ同じままで居るつもりか? Pale, Grim, Deep in Shame? 微弱で、劣悪で、そんなみっともないまま? All I want is to know. 私はただ知りたいだけだ Never wanna let go. 私は決して私自身を手放したりはしない If my fate is so.., もし私の運命がそんな(微弱で劣悪でみっともない)ものだとしても I ll strive forevermore! 永遠に私は闘争し続ける **Repeat(*1) (※1)繰り返し Even bare Mountains make Trees cry! 「草木生えぬ枯れ山に同じ」 Pitiful Scum! 哀れな屑 **Repeat(*2) (※2)繰り返し 名前 コメント
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今日 - 合計 - GUILTY GEAR XXの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] 長々と追加などを搭載してはリリースする商法をやっていたシリーズタイトル。 最初のヴァージョンアップ版とでも言うべきタイトルである。 ロボットが追加されて色々調整されたもの。家庭用に至ってはGGX+に収録されていた特別アニメーション。 若干演出を変更したストーリーモードなどであった。 ちなみに箱の本体言語設定を「韓国」とすることで追加ステージ・専用BGM、声優によるボイスなど韓国内専用でリリースされた「韓国版ギルティギア」が遊べる仕様である。 ストーリー [部分編集] 前作のギルティギアゼクスから1週間後という時間軸の物語である。終戦管理局とかギアメーカーなどが絡んでくる物語となっている。 攻略情報 [部分編集] アーケードモード:10人勝ち抜き戦で9人目で使用キャラクターと縁のあるキャラクターが相手となり、10人目で仕様変更されたイノが待ち受ける。自動回復・専用技追加ほか。 サバイバルモード:家庭用専用でLV1からはじまり、特定の攻撃を行なうとLVが上がっていく。LV20間隔でボスキャラクターが乱入してくる。最後は必ずソルとなっており、常時ドラゴンインストールとゲージMAXなどといった仕様変更がされている。 基本操作 :レバー入力とP K S HS Dからなる5ボタンと 挑発&敬意ボタンからなる計6ボタン構成で家庭用はさらに同時押しなどの簡単入力ボタン設定が可能である。 攻撃ボタン :基本の P パンチと K キックにシリーズ作品オリジナルである S スラッシュ(斬り)と HS ハイスラッシュ(大斬り)そして D ダストからなっている。 Sスラッシュ(斬り):当たり判定もパンチ攻撃やキック攻撃より長く広いうえ発生も早めなので基本的なけん制攻撃となる。また相手との距離で性能が変わるのが特徴。 相手との距離が 近い 時(正確には密接状態)と 遠い 時または近い状態から連続で同じ攻撃をした時 HSハイスラッシュ(大斬り):当たり判定が最も大きく与えるダメージも多い攻撃だが隙が大きく空振ると致命的な攻撃。 Dダスト:前作であるギルティギアゼクスでは上記のSスラッシュ(斬り)とHSハイスラッシュ(大斬り)の同時入力で行なうダストアタックというゲームシステムであったが、このシリーズでは基本入力方法に導入された。またしゃがみ中に入力する事で足払いという技になるもの前作と同じ。 また、レバーとの組み合わせで攻撃方法が変わる。しゃがみ中や空中の他に移動方向に入力しながらという組み合わせもある。 ゲームシステム :制限時間99カウント&体力ゲージ1本、2~3ラウンド先取制という基本ルールにゲージを使った補助などがある。 ゲージを使うシステムが フォルトレスディフェンス ロマンキャンセル デッドアングルアタック 覚醒必殺技 一撃必殺技 サイクバースト 使わないものが ガトリングコンビネーション 空中ダッシュ ハイジャンプ 相殺 直前ガード ジャンプキャンセル ダッシュキャンセル フォルトレスディフェンス:ガードをしても削り効果のある攻撃(フォルト)を無効化する(レス)防御方法(ディフェンス)から発動中は常に消費するシステムである。他のゲームではシールドとも呼ばれる。ノックバック(攻撃に伴う物理的な後退効果)を軽減出来る効果もある。ゲームの世界観では魔法に分類されるフォースフィールド(力場)。 ロマンキャンセル:必殺技をキャンセル出来るロマンから名付けられた方法。攻撃の隙を無くして直ぐに次の攻撃が行なえるというもので前作では打撃攻撃限定かつ相手に当たっている事が前提であったが、このシリーズでは飛び道具などにも実装される。ただし、シビアな瞬間入力が必須である(フォースロマンキャンセル)。こちらもゲームの世界観では魔法に分類される時間屈折魔法。 デッドアングルアタック:ガード中に発動可能であり、無敵状態で反撃を行なう攻撃。こちらもゲームの世界観では魔法に分類される付加魔法。 サイクバースト:細工からきているデバック専用の無敵攻撃だったものをリリースする際に削除を忘れた為という経歴がある。体力ゲージ近くに表示され100%溜まらないと発動出来ない。防御中に30%残して発動する青バーストと全て消費して無防備状態から発動する金バーストからなる。また対策方法が見つかった為、不用意に発動出来ない技となった。また誤発動しやすい技でもある。 覚醒必殺技:ゲージを半分消費して強力な攻撃を繰り出せる。キャラクターによっては大魔法だったり召喚魔法だったりする。 一撃必殺技:特定のプロセスを踏まないと発動出来ない隙が大きい技であり、簡単によけるうえにデメリットも大きい為に使わないユーザーがほとんどで、その為かネタ技があまりにも多い。 ガトリングコンビネーション:コンボの事、マーブルVSカプコンのエリアルコンビネーションをモジったもの。P K S HS Dとレバー入力攻撃を使った連続攻撃。 空中ダッシュ:魔法世界という背景の恩恵で空中に居ながらもダッシュ出来る。 ハイジャンプ:素早くしゃがんでからジャンプを行なう事で通常よりも高くジャンプが出来るようになる。 相殺:各ボタン攻撃には攻撃レベルが設定されており、お互いに同じレベルの攻撃を繰り出すと白い雷の演出が加わる。特に意味はないが漫画的な演出を狙っていたのではないかと思われる。 直前ガード:攻撃に合わせてタイミングよく防御すると自キャラが白く光って少しだけゲージが増える。 ジャンプキャンセル/ダッシュキャンセル:各ボタン攻撃をジャンプとダッシュでキャンセル出来る。ただし、必殺技はキャンセル出来ない。 勝敗判定 :通常の体力0からなるK.O.(この作品ではSLASHと呼ばれる)と時間切れによる残り体力からなる判定の他 一撃必殺K.O.であるDESTROYや覚醒必殺K.O.による特殊勝利などといった判定もある。 Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2014年11月24日 (月) 23時10分35秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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GUILTY beatmania CORE REMIXからの移植。D.J.SETUPはdj TAKAの別名義。 CS beatmania IIDX 15 DJTROOPERS 及びAC beatmania IIDX 22 PENDUAL、海外Xbox版DDR ULTRAMIX2にも収録されている。 ジャケ写はbeatmania版のムービーの一部(5鍵公式)。 BEMANI MUSIC FOCUS第7回のユーザー投票候補曲のひとつで、当時は落選したものの第10回で採用された。 BASIC MEDIUM HARD SPECIAL Level 3 6 10 10+ Objects 102 194 455 674 BPM 148 TIME 1 29 Artist D.J.SETUP Version groovin !! Upper 解禁方法 BEMANI MUSIC FOCUS(第10回)で1回クリアする(難易度不問・FAILED不可) SPECIAL譜面は『V』解禁後にBEMANI MUSIC FOCUSに出現するのでプレーすると解禁される(こちらはFAILEDでも可) 動画 攻略 [SPECIAL]ゴミつきの縦連(2連)や3連トリルが多い譜面。LOは2本しかなくTOPも少ない -- 名無しさん (2015-07-19 16 20 12) 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BASIC] [MEDIUM] [HARD] [SPECIAL] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 コメント(感想など) BMFは逆詐称曲を入れる傾向があるんだろうか HARDは9にしか感じなかった -- 名無しさん (2015-07-19 07 34 37) 五鍵やってた者としてはとても嬉しい移植。五鍵曲もっと移植されないかな~Prince on a starとか321 STARSとかTurning the motor overとか面白そうな感じがするんだけど。 -- 名無しさん (2015-07-19 13 06 49) ↑同感です☆。DRUNK MONKYとか来ないかな -- 名無しさん (2015-07-19 22 01 08) Prince on a starは弐寺からの移植だぞ… -- 名無しさん (2015-07-20 17 16 00) 打ちにくい配置ばかりでSPは結構難しい割にあんまり楽しくなかった気がするな…… -- 名無しさん (2015-07-26 08 07 55) 名前 コメント ↑攻略と無関係の曲に対するコメントはこちらでお願いします。あまりにもかけ離れた内容は削除される場合があります。
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GUILTY GEAR XXとの関係は? ストーリー上には全く関係有りません。 ただ、一部キャラのセリフなどに小ネタとして仕込まれていたり、 知っている人だけニヤリと出来るネタなどもあるので、そういう意味では知っている人ほど面白いですね。 トロフィーに後は頼みマスターがあってワロタ -- (GG2上がり) 2010-10-13 21 45 35 教えてココノエにもチップ出てたな -- (名無しさん) 2011-06-27 21 43 22 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【Tags G Peperon-P tG Kiyoteru】 Original Music Title Guilty Verse English music title Guilty Verse Romaji music title Guilty Verse Music Lyrics written, Voice edited by ぺぺろんP (Peperon-P) Music arranged by ぺぺろんP (Peperon-P) Singer 氷山キヨテル (Hiyama Kiyoteru) Click here for the original Japanese Lyrics English Lyrics (translated by animeyay): Once you fix your gaze, the time has frozen. When I call to you, you smile back at me. Burdened with retribution and resolution, now sing the verse of the final moments. To your rapidly scattering heart, I shall give pardon. If your fate should be sullied with grief and sorrow, then just like this... Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. Scorch the tragedy that s about to begin onto your eyes. There s nothing to fear once you have cast away everything. The things piled up inside you will eventually become your past. Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. You look quite foolish reaching out your hand to seek life. Once I instill this night with loveless deception, your awakened pupils will be stained red. Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. Scorch the tragedy that s about to begin onto your eyes. While singing the verse of joy, please quietly open your eyes. Now kneel down, and call my name. Romaji lyrics (transliterated by Rachael): mitsumere ba toki ga tomaru izanae ba anata ga hohoemu mukui to kakugo o seoi saigo no uta o utai nasai chiriisogu kokoro ni yurushi o ataeyou nageki mo awaremi mo kegarete yuku sadame nara ba kono mama... kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo korekara hajimaru sangeki o hitomi ni yakitsuke nasai osoreru koto wa nani mo nai sa subete o sutete shimae ba tsumiageta mono ga itsuka kako ni kawaru kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo inochi o motomete te o nobasu orokana sono sugata sae aishi tsukushita itsuwari de kono yoru o mitashite yuke ba mezameta hitomi ga itsuka aka ni somaru kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo korekara hajimaru sangeki o hitomi ni yakitsuke nasai kanki no uta o utai nagara shizuka ni hitomi o akeyo hizamazuite watashi o yobi nasai [Peperon-P, PeperonP]
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GUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R 対戦格闘 プレイ人数× 1 ~ 2 インターネット通信プレイ人数× 2 ~ 6 1,480円(税込)4.2GB 懲りねぇヤツラだ。 まだ、物足りねぇか! 2D対戦格闘の先進・先鋭、GUILTY GEAR XXシリーズ集大成がついにNintendo Switchで登場! あの「激闘」が蘇る― GUILTY GEARの世界を楽しめる「STORY」、 おすそわけで手軽に対戦できる「VS.2P」、 獲得スコアを競う「M.O.M」など 13個のモードを楽しむことが可能です。 加えて本作ではネットワークモードの観戦機能追加とGUILTY GEAR XX # RELOAD 韓国版のBGMを実装! さらに搭載されているゲームモード切替機能により「GUILTY GEAR XX ACCENT CORE」バージョンもお楽しみいただけます。 あのキャラクターたちが、あの闘いが、いつどこでも鮮やかに蘇ります。 お知らせ このソフトにはオンラインプレイに対応したモードがあります。 オンラインプレイであそぶにはインターネットに接続できる環境と、Nintendo Switch Onlineへの加入(有料)が必要です。 メーカー アークシステムワークス 配信日 2019年5月16日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 ~ 2 インターネット通信プレイ人数× 2 ~ 6 対応言語 日本語, 英語, スペイン語, フランス語, ドイツ語, イタリア語, ポルトガル語, 韓国語, 中国語 レーティング CERO B セクシャル, 暴力 ストーリー別 あと今回発売の初代とXXAC+Rの間にXがあってストーリー別だったはずだから 2作品買っても間のストーリー飛ばしちゃうことになるはず・・・ -- 名無しさん (2019-05-17 05 46 25) ストーリーは最新作のXrd REV2買えば過去作のストーリー解説有り+ようやく「あの男」とジャスティスの話にケリが付くからストーリー気になったらそっち買った方が早いよ XXまでのストーリーは分岐してたりキャラ毎に食い違ってたり死んだキャラ出てたりでごちゃごちゃしてるのであまり気にせずゲーム部分だけ楽しむのが吉 -- 名無しさん (2019-05-17 05 46 43) ギルティギアXX、シリーズ全然知らないが安いから買ったが なんだかんだ言って長寿シリーズだけあって面白いな。 コマンド簡単だし爽快感もあるしCPUも程よい感じ。 -- 名無しさん (2019-05-19 12 15 16) 100円だから買ってみたけど サバイバルモードが好き 攻撃を当てるごとにレベルが1ずつ上がっていき レベルが20になるごとに特殊な敵が乱入してきて 倒すと攻撃やスピード等の能力のうち どれか一つ上げられるが 負けると最初からまた鍛え直しみたいな感じで面白い -- 名無しさん (2020-03-19 02 55 28) 名前 コメント
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Guilty Gear XX Accent Core Plus 項目数:30 総ポイント:400 難易度:★★★★☆(カイ進撃と極諸刃モードが鬼門) 製品情報:http //marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/GGXXACP/66acd000-77fe-1000-9115-d802584111dd 配信日:2012年10月24日 価格:1200MSP ジャンル:格闘 GGXX Wiki http //wiki.livedoor.jp/ggxx_matome/ アーケードクリア! 【Arcade】 任意のキャラクターでクリアする。 5 フレイムディストーション 【Arcade】 聖騎士団ソルを倒す。 15 HEAVEN OR HELL 【Arcade】 難易度MANIACでクリアした。 10 メダルオブミリオネア 【M.O.M】 クリアする。 15 メダルオブビリオネア 【M.O.M】 聖騎士団ソルを倒してクリアする。 20 リアルフレンド 【VS.2P】 オフラインで対戦を行う。 5 所詮は機械か… 【VS CPU】 難易度MANIACのCPU相手に勝利する。 10 HERE COMES DAREDEVIL 【SURVIVAL】初めて乱入が発生。 5 黄金聖騎士 【SURVIVAL】 Lv.999に到達し、金カラーの聖騎士団ソルを倒す。 15 タイムトラベラー 【SURVIVAL】スキル TIME TRAVELING を3回連続で選択する。 20 極諸刃モード 【SURVIVAL】 スキル BERSERK MODE と LIMIT BREAK をつけてクリアする。 30 ダイ・ハード 【SURVIVAL】 CLASSIC SURVIVALをクリアする。 25 やり込みは裏切らない 【TRAINING】トレーニングの累計時間が10時間を超える。 10 完璧主義者 全てのギャラリーイラストを入手する。 30 ナカナカのてだれ 【MISSION】任意のキャラクターでミッションを5個クリアする。 10 かなりのてだれ 【MISSION】任意のキャラクターでミッションを全てクリアする。 15 俺たちの物語はこれからだ 【STORY】 任意のキャラクターのエンディングをひとつ見る。 10 そして序章へ 【STORY】全てのエンディングを見る。 25 胡蝶と疾風 【Ranked Match】 初勝利する。 10 カイ進撃 【Ranked Match】 10連勝する。 20 SLASH☆STAR 【Ranked Match】 100戦行う。 15 敗北の女神による差別 【Player Match】初勝利する。 10 対戦王 【Player Match】 100戦行う。 15 アクシデント・コア! 体力差が激しい状態で逆転勝利する。 10 歌はありません 初めて一撃必殺技を決める。 10 ぬるぬる魔人現る 初めて投げぬけに成功する。 10 全世界行脚 全てのステージで対戦する。 10 未知との遭遇 宇宙人と遭遇する。 5 ちくわと鉄アレイ ちくわと鉄アレイを相手に投げる。 5 Hello World! ゲームを開始する。 5 ※アーケード関連の実績は設定を変えても解除可能(ラウンド1や30秒など) ギャラリーイラスト以外の隠し要素はタイムリリース(100時間以上)で解禁。 各実績アカウント側は1Pでプレイしないとだめみたいです(アーケードクリア!で確認) 所詮は機械か・・・ ラウンド1にしても解除可 アクシデント・コア!、歌はありません、ぬるぬる魔人現る 2P対戦でも解除可 かなりのてだれ MISSION25までをクリアするとMISSION30まで出現する。 30までをクリアすると解除。 難易度設定が反映されるので解除目的ならBEGINNERにするとよい。 未知との遭遇 ミリアとアクセルのステージ(ロンドン)で低確率で出現する。 後ろで絵描きが書いてる絵が宇宙人の絵になる、出るまで何回もキャラセレしてればそのうち解除される。 ちくわと鉄アレイ EXチップの破翼落鳳(空中236236+HS)で投げるクナイがランダムでちくわと鉄アレイになる。 トレーニングで出しても解除されないので、エクストラオプションでテンション無限にしてVS2Pでやると楽 全世界行脚 全49ステージを使用して対戦を行った時点で解除される。 「VS.2P」等でラウンド開始時点で解除される。 ステージのアンロック条件は各キャラのストーリーをクリアすることで、 クリアしたキャラのホームグラウンドのステージが使用可能になる。 種類的にはノーマル34ステージ、 RT押しながら選択で変更したステージが15ステージ アーケードクリア!、フレイムディストーション、HEAVEN OR HELL 難易度BIGINNER、ラウンド1設定で比較的楽に解除可能。 BLACK or GOLDキャラが使える状態ならさらに簡単。 メダルオブミリオネア 全21ステージ(最後はボスイノ)をクリアすると解除 ソルを使用した場合の比較的簡単だと思われる方法 S(Yボタン)x2→前+HS(Bボタン)→ライオットスタンプ(214+Aボタン) ほとんどの敵が上記で倒せると思います。 ガードが固い場合はバンデットリヴォルヴァー(236+Aボタン)等工夫する。 ゲージがあればタイランレイブなどを入れてもよいと思います。 ボスイノは安全にライオットスタンプ連発でもOK。